エレクトロボイス(Electro-Voice) Co4
エレクトロボイスのマイクは高価で高性能・・・ってイメージがありますよね。ダイナミックマイクではRE-20が、その代名詞になっているのではないかと思いますが、なかなか手頃な価格のマイクもあります。
ダイナミックマイクといえばアマチュア無線でも定番となっているSHUREのSM-58が超有名ですね。
中国メーカーの類似品の横行ですっかり影の薄くなった本家SM-58ですが、先日放映されたTVドラマ「風のガーデン」の最終回での平原綾香さんのコンサートシーン、彼女がボーカル用として使っていたマイクはSM-58でした。
余談ですが彼女の12月3日にリリースされたニューアルバム「Path of Independence」買おうと思っています
エレクトロボイスに話を戻して・・・・先日、50メガでラグチューしているローカル局が新しいマイク、エレクトロボイスCo4を購入しました。
コバルトシリーズの末弟・・・で、平べったい、角刈り風のヘッドがお茶目。一目でSM-58と違いが判るアイデンティティーになっています。お値段的にもSM-58よりかなり安く購入できるようです。
Co4は本来アコースティックやエレクトリック楽器用のマイクとしてデザインされているようですが、いわゆる「汎用マイク」でしょう。
無線用のマイクとして全く問題無く、いや、無線用のマイクとしては普通のボーカルマイクよりも適しています。
・・・・というマイクじゃなければ、僕がここで紹介して意味ないですよね。
周波数特性はこんな感じになっています。
ちっとばかり近接効果による低域の持ち上がりが大きいですが、マイクと口の距離の調節で低域のレベルをイコライザー不要で調節できるイコライザー付き(?)と考えてください。
高域は2Khz辺りから3Khzにかけて盛り上がっている点でも、無線用のマイクとして必要な要素は◎ですね。
実際に音を聞いてみると、全体的にキレがあり、そのキレを持った力強い低域が特徴ですが、決して高域がタレているということではありません。
高域も結構頑張っているんですが、低域のパワフルさに負けてる・・・って感じです。
キレや力感のあるマイクというと音が粗い印象がありますが、そこはダイナミックマイクの雄エレボイ。コンデンサーのようにシルキーとは言いませんがSM-58よりもしっとり感がでているように感じます。
このエレクトロボイス Co4はマイクプリを通してそのまま無線機に接続するような使い方でも充分に「いい音」を楽しめるマイクです。
要するに無線用のマイクとしてCo4をとらえると「非常にバランスが良い」マイクとなります。
ローカル局がTS-60やFT-2000に繋いで出てくれましたが、いづれの場合も「いい感じ」で聞こえました。
恐らくラグチューでもパイルアップでも「使える一本」になると思います。
エレクトロボイスでは、このCo4をSHUREのSM-58のリプレース用として狙っているように感じます。
幅広い目的に使える堅牢なマイクという同じゾーニングで低価格ということもありますが、確信したのはCo4のページのURLです。http://www.electro-voice.com/products/58.htmlってくらいですからね
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