RODE D-Power Plug
以前からダイナミックマイクのマイクカプセル直後にマイクプリアンプを置いたら、音質が良くなるのではないかと考えていました。
コンデンサーマイクと同じ構造です。コンデンサーマイクはマイクカプセルの出力が微弱なので増幅していますが、結果的に出力レベルはダイナミックマイクの10倍以上の高レベルです。
マイクプリアンプにはファンタム電源が付いていますので、ファンタム電源で動作するマイクプリアンプを製作してダイナミックマイクエレメントの後に挿入すれはいいのですけど・・・自信がありませんので二の足踏んでいました。
先日RODEのサイトを見ていたら、マンマの製品があるではありませんか
写真はマイク内蔵用のD-Powerです。
スペックは
Gain: +20 dB.
Input level (nominal): 1mV
Output level (nominal): 10mV
Frequency response: 20Hz-20kHz (+0,-3dB)
Input impedance: 100k ohms balanced
Output impedance: 100 ohms balanced
Noise: -116 dB A-weighted RTI
Maximum input: 0.8V p-p
Maximum output: +11.4dBu at 1% THD (8V p-p)
Connectors: Input XLR 3-pin female, output XLR 3-pin male
Current consumption: 3mA at 48V
となっています。
20db増幅でちょうどコンデンサーマイクとだいたい同じレベルである10mV程度になるように設定されています。
スペック的にはあのRODEですから、周波数特性やノイズレベルなど問題がある筈がありません。
このD-PowerをXLRのオス-メスの中継コネクターに内蔵させた製品がD-Power Plugです。いきなりマイクを分解して内蔵させるのはリスクが高いので、今回はD-Power Plugを購入して様子を見ることにしました。
愛用のFocusriteのVoiceMasterProはコンデンサーマイクでの利用が主眼なのか、ヘッドアンプの利得が少なめで、ダイナミックマイクだとちょっとゲイン不足です。
それに、このD-Power Plugを使うとダイナミックマイクでもファンタム電源を使うようになりますので、コンデンサーマイクとの切替時に、誤ってダイナミックマイクに電圧かけてしまうようなこともありません。
このD-Powerはダイナミックマイクをステージなどで使う場合、マイクケーブルを何十メートルを引き回すために信号が減衰してしまうのを防ぐのが目的の製品です。
ちょっと目的が異なりますが、恐らくは愛用のHeil PR-40のポテンシャルを最大限に引き出してくれるのではないかと思います。
取り寄せのため到着は年末予定ですが、このD-Power Plugで音がどうなるのか?今からとっても楽しみです。
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