RSDA302PにLME49710を入れる
無線&PC用のスピーカーをボーズM3に変えてからRSDA302Pはリビングの液晶テレビ用のAVアンプになっています。
OPA627BBは無線用のマイクプリアンプへお引っ越しして、替わりにOPA2604を入れて使っていました。
RADA302Pはリモコンで電源スイッチの操作もできませんし、電源入れっぱなし状態になっていますが、一年以上問題なく動作しています。
フト、無線用のマイクプリアンプ用として当初実験して気に入ったLME49710に変えたらどうかな?と思い立ちました。
シングルOPアンプデュアルの下駄のDIP8PinソケットにメタルキャンのLME49710の足をちょっと曲げて挿しています。メタルキャンは8本足ですから蛸みたいでカワイイです。
メタルキャンタイプのこのような使い方、電気的にはOPアンプが基板から相当浮きますのでお勧めしません。グランドから完全に浮いてノイズを拾ったり発振したりする可能性が高いです。でも眺めていると、なかなか愛嬌がありますね。
基板からOPアンプの天辺までの高さがあるので、ケースに納まらないことが一番心配だったのです。結果はほんの少しOPアンプのキャンの上部がケースと当たりますが、ケースのフタは閉まります・・・・というか、エイヤッって閉めちゃいましたぁ。
メタルキャンとケース(グラウンド)が接触しても電気的には問題はありませんし、放熱面ではケースがヒートシンクになっていい感じかも。蛸ちゃんの頭のてっぺんが冷え冷えです。
でもLME49710はそんなに熱くなりませんけどね。
音はLME49710の特色であるフラットで鮮度の高い音がでてきました。マイクプリアンプでテストした時は声ばっかりでしたが、今回はテレビやDVDがソースです。
多種多様なソースが入ってきますが・・・・・やっぱりOPA2604よりも良いです。LME49710を聞いていると、OPA2604の方がパワフルなんですけど、表現がちょっと古くさい感じがしてきました。
古くさいというは・・・表現が難しいのですけど低域がもたつく感じがあるんですよね。LME49710は一週間くらいエージングすると化けます。化ける前はそうでもない感じなんですが・・・・
OPA627BBは別格(値段も含めて)として、最初の出音でOPA2604よりもいい感じです。
マイクプリアンプでエージングしたのは一個だけ。もう片方は未エージングなんです。どっちがどっちのチャンネルなのか取り付ける時には気にしませんでしたが・・・・
聞いていたらエージング済みが左チャンネルってわかっちゃいました(笑)。やはり違いますねぇ。
テレビはモノラルソースが結構ありますので、比較が簡単です。もう片方が大化けする一週間後が楽しみです。
それにしてもOPA2604と交換してこんなに聴感で差が出るとは驚きです。LME49710の出来が素晴らしいのか、それとも一年近いランニングでOPA2604が劣化したのかなぁ・・・。
連続通電9000時間程度ですからねぇ。
RSDA302Pは回路がパイポーラ入力のOPアンプを前提として設計されていますので、無理にJ-FET入力のオペアンプを入れるよりも、パイポーラ入力のOPアンプを入れた方がいいのかもしれません。
RSDA302PにLME49710の組み合わせ、お勧めです。
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