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2009年1月 7日 (水曜日)

SENNHEISER E609 Silver

ゼンハイザーのEvolutionシリーズにE609というマイクがあります。このE609は卓球のラケットのような形で、数あるマイクの中でも特徴のある形をしています。
Sennheiser_e609
この形でセットして正面から話す感じになるわけですが、声を面で受け止めてくれそうで安心できる形かもしれません

このマイクをローカル局が購入してIC-7800にマイクプリアンプを通して接続してテストしていただいたのですが、とってもイイ感じ。

50hz以下まで周波数特性が伸びているマイクと比較すれば80hz以下がちょっと弱い感じですが、無線用として低域と高域のバランスが非常に良くて、ハリのある低域とヌケる高域でハギレの良い変調になります。

聞いた感じではSM-58などのボーカルマイクにイコライジングした場合よりも、E609だけで「イイ」感じなんです。
マイクプリアンプを通して無線機に接続するだけで、イイ感じの変調になる・・・・と言えばいいのかな?もちろん、無線機や声との相性もあるとは思いますが、マイクそのものの素性が良いと思います。

100hz以下はマイクで拾えても無線機の帯域でカットされて送信できないことが多いし、SSBフィルター帯域幅が2.7~2.6Khz程度であれば、マイクの周波数特性は100hzまで伸びていれば問題になりません。
周波数特性はこんな感じです。
 

Sennheiser_e609_freq
近接効果で低域の特性がかなり変わりますが、マイクとの距離で低域を調整できる・・・って考えればいいと思います。
恐らく低域が80hz辺りから落ちているのがポイントで、低域が伸びている場合に発生するいわゆるカブリが少なくなっていて、キレの良い低域になっていると思います。

高域は3.5Khz辺りで+10dB程度持ち上がっていますが、2.6Khzだと+6dB程度といい感じです。
イコライジングのテクニックとして2.6Khz辺りを持ち上げたい時に、そのまま2.6Khzを持ち上げる方法もありますが、どうせSSBフィルターで3Khz辺りでカットされるのですから、3.5Khzや5Khz辺りを極端に持ち上げて、肩の部分で2.6Khz付近を持ち上げる方法があります。

無線の場合は後者の方法でハイエンドを持ち上げて、3Khz以上の周波数は無線機のフィルターでカットする方が高域のヌケが良く、音域が広く聞こえる場合が多いように思います。
このe609はちょうどそんな感じで高域が強くなるのだけでなく、ヌケが良くなっています。

E609はハギレの良い低域とヌケの良い高域のバランスが絶妙、E609とマイクプリアンプだけで遊べるお勧めの一本です。
E609での変調を考えるとコストパフォーマンスはかなり高いと思います。

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