10Mhz基準周波数発振器 その1
OCXOを入手してから少しずつ組み立てて、ここまできました。
AC電源関係はほぼ完成形で、手持ちのトロイダルコアトランスとノイズフィルター&フューズ内蔵ACインレットを使いました。
このACインレットは大型なので、シャーシー加工にハンドニブラーが大活躍これ、ドリルとニッパとヤスリで長方形の穴に仕上げたら手の皮が剥けそうです。
ケースはオーディオ用の高級感のあるものを香港のオーディオショップから個人輸入しました。
6mm肉厚のアルミパネルに鉄シャーシーで中国製です。でも噛み合わせとか、ネジ穴とか全く問題ありません。
アルミシャーシーよりも鉄シャーシーの方がノイズ対策上有利と考えての選択です。こんな感じのケース、国内製だと1万円はしちゃいますが4千円(送料別)で購入できました。
送料も数千円ですから、2個買えばかなりのお買い得感があります。
右側手前には、購入した時にブログで紹介したけど使っていなかった大きな電解コンデンサー 22000μF 63VDCを2個パラにして、一次定電圧電源の出力側に入れました。
二次定電圧電源はLDOを取り寄せ中で未製作。
テスト運用として、一次定電圧電源の出力電圧を12Vに設定してOCXOに接続しています。
ケースの奥行きがあるため、全体的にはスカスカ・・・ですが、完成後は24時間ずっと通電することになりますので、余裕があった方がいいかな?と思っています。
最初は一次定電圧電源の平滑コンデンサーとして22000μFx2の電解コンデンサーを考えていましたが、LDOを使った二次定電圧電源も加えて2段階にすることにしたため、44000μFは一次定電圧電源の出力側に配置することにしました。
一次定電圧電源の電流制限と逆流防止回路のため、電源のON/OFFで問題は発生しないようです。
44000μFを入れたため、AC側の電源をOFFしても、10秒弱は安定して発振出力があります。
OCXOの消費電力は安定した状態だと12V130mA程度ですから、電解コンデンサーに結構電気を溜め込んでいるんですね。
これなら一次定電圧電源のリップルは殆ど気にしなくてもよさそうです。
このような状態でIC-7800に接続して受信・送信を確認したところ、やはり巨大電解コンデンサー効果なのか、更に低域が豊かに響くようになったようです。
電解コンデンサーが落ち着くのに数日かかりますので、この巨大な電解コンデンサーは時間をかけてエージングする必要がありそうですね。
現在テスト運用させていますが、この後はLDOを使った低雑音二次定電圧電源を製作するつもり。
ラダーフィルターも残った水晶発振子5個を使って、もう一個もっと帯域が広いフィルターを作ってみるつもりです。
シールドケースはどうしようかなぁ・・・・
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