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2009年3月14日 (土曜日)

秋月 LM350T安定化電源キット

基準発振器の電源としては低ノイズ・低リップルなものを考えていましたが、手持ちに秋月のLM338Tの安定化電源キットがあるのを思い出しました。
LM338TをLM350Tにすればリップルリジェクションも80dBを越える・・・・ハズ。

簡単なキットなので、早速製作してみました。
Ka350_dc_reg_1
ダイオードブリッジ用のパターンにはSBD 4本を入れました。平滑コンデンサーは基盤に納まる範囲で最大の容量にしました。
放熱器が大きいのは、今回の実験はOCXOの消費電力(DC12V 250mA程度)を考えたACトランス選びです。

手持ちにはAC25V AC18V AC15Vと3種類のトランスがあって、本当は在庫処分でAC25Vのトランスを使いたいのですけど、3端子レギュレーターの負荷が大きくなって結構熱になりそうです。
で、大きめの放熱器というわけです

出力電圧を12Vに設定して実験してみると、やはりAC25Vトランスでは発熱が大きいですね。今回は基準発振器に使う電源ですから連続稼働が前提。
AC15Vのトランスを使うことにしました。容量は50VAですのでDC12V0.25A用のトランスとしては余裕があるでしょう。
Ka350_dc_reg_2
基盤を真上からみたところ・・・・・

あ!

撮影の時に、基盤の台にした黄色の消しゴムが顔出していますね・・。

このように部品点数も少ないので、簡単に組上がります。ただ、入出力の電圧差と消費電流を考えてレギュレーターの放熱量を数W以下に抑えないと現実的には使いにくいです。
動作確認もあっけなく終了。
自分で測定できませんが、リップルの少ない電源ができあがったハズです。

この電源はOCXO用ですが、この電源の後ろにLDOを使った低雑音レギュレーターを入れるつもりでいます。
2段にすることでレギュレーションを向上させ、同時にレギュレーターの放熱を分散させることも目的です。
LDOは入出力の電圧差が0.5V程度あれば十分なので、入力電圧を低めにすれば放熱器は小さくて十分なハズ。

そこでLDOの入力電圧を調整するために今回の安定化電源を使う・・・って考えました。二つのレギュレーターの間にはノイズフィルターを入れるつもりです。

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