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2009年4月22日 (水曜日)

10Mhz基準周波数発振器 OCXO版完成

どうして低域が歪むのか??
いままでのルビジウム発振器でもOCXOでもこんなことはありませんでした。今回交換したGreenray YH-1321の仕様書を上からもう一度読んでみました。

Output  YH1321 - Sinewave, +10dBm min into 50 ohms

ん??

この場合minとはminimunつまり、最低でも+10dBmですよ・・・・という意味でしょう。IC-7800に接続した時に、ルビジウム発振器は-21dBのアッテネーターを入れてS9+55dBだったのに、YH-1321では-21dBのアッテネーターを入れてもSメーターが振り切れて、針式のメーターなら「カチン」って音がしそうな感じでした。
慌ててコネクターを外したのは言うまでもありません。

つまり、このOCXOは+10dBm以上の出力がありそうです。
じゃぁ・・・・ってことで、もう一度IC-7800の外部基準信号の入力レベルをマニュアルで確かめてみると・・・・
なんとバックパネルのBNCコネクターのところに-10dBmと書かれているではありませんかsign03
あちゃぁ~~~0.1mW入力のところに10mW(以上)を入れてました。

「これはイカン」

すぐに電源を落としたのは言うまでもありません。でも、かなり長時間過大入力を与えてしまいました・・・・・
大丈夫かなぁ?

早速、基準信号発振器の出力に簡単なアッテネーターを入れて出力レベルを-10dBm程度まで約20dB程度落とすようにしました。

再度接続してみると、ルビジウム発振器(-8dBm程度)のS9+55dBよりも15dB程低いS9+40dBになりました。
ハム手帳のdBmとmWの換算表、そして-15dBは0.031倍ということで換算すると・・・・ふむ。0.15mW、0.05mW多いけど、まぁまぁ・・・・な感じです。

再度、IC-7800の外部基準信号入力用BNCコネクターに接続して受信してみると・・・・何事も無かったように受信できます。問題ありません。

そこでいつものようにダミーロードに接続して送信音質をモニターしてみました。「あ~~~~、本日は晴天なり・・・」「わん・とぅ~~~・すりぃーーー」
ははは。いやはや、綺麗です。問題だった低域の曇りはすっかり取れて、いい感じになりました。

どうやら、基準信号の入力レベルが高すぎたために内部で飽和してしまって、低域に影響がでていたみたいです。
気づかなかったとはいえ、ルビジウム発振器の+8dBmを入力してなんとも無かったので、あんまり意識していなかったのですけど、0.1mWのところに10mWはマズイですよね。

1Wのところに100W入れちゃうのと同じですから・・・。いゃぁ、7800が壊れなくて良かった・・・・。皆さんも外部から入力する時は入力レベルに気をつけてくださいね。

音質は・・・・やはり位相雑音が減った分よくなっています。つまり、100Hz以上の音が更にスッキリ・クッキリした感じになります。
NDK 9140Aだと低域が中心となって音質が改善されますが、Greenray YH-1321の場合はSSBの帯域全体が改善され、内蔵OCXOとの差が容易に聞き分けられるようになりました。

それに低域の曇りを指摘していただいたローカル局にも聞いてもらって「低域の曇りが取れて・・・・いゃぁ、いい音だわ」とお墨付きをいただきました。へへへ。

一応これで完成としたいのですが、現在は1出力ですしパワーが余っていますのから程度に減衰する分配器をつけて4出力程度にしておきたいです。
もっとも、分配しても接続する機材がありませんので、当面はこれでいいかな?と思っています。

発振器といえばルビジウム発振器の方もケーシングしないと・・・。
ルビジウム発振器には周波数精度「だけ」求めることにしましたので、電源もスイッチング電源+簡単なフィルターで終わりにします。
大きな電解コンデンサーも使いませんから、コンパクトなケースを購入したのですけど、全く未着手なんです。連休の工作かな?

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