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2009年4月 5日 (日曜日)

AD変換基盤PCM1804のクロック安定化(その4)

PLL1707に入力する27MhzのTCXOの出力の位相雑音を減らすために、TCXOの電源をスイッチングレギュレーターから低雑音のリニアレギュレーターに変更しました。
リニアレギュレーターはLT1764の3.3V固定品を使いました。
27mhz_tcxo
事前に写真を取り忘れて配線後です。見にくいのはご勘弁を。

右から15Vを入力して、コイルとコンデンサーのLPFを通してからLT1764で3.3V化しているだけの簡単な回路です。
PCM1804のADコンバーター基盤にも、このリニア電源から3.3Vを供給するようにしました。
中央のEIコネクターが3.3V出力です。

ADコンバーター基板へ3.3Vを供給するにあたって、PLL1707やPCM1804が出すノイズがTCXOに逆流する恐れがあったため、TCXOへはAD変換基板へ電圧を供給後、ムラタのDCノイズフィルターを通してから電圧を供給しています。
コンデンサーの定数などを除けば基本的な回路はOCXO用の電源回路と同じです。

LT1764は3.3V固定品なので電圧設定用の抵抗は不要です。5本足の外側の2本はinとout端子に直結し、3本足として普通の3端子レギュレーターと同じように使います。
LT1764の電圧固定品は定格に注意すれば普通の3端子レギュレーターと置き換え可能です。

また、LT1764は3端子レギュレーターの根本に入れるパスコンは不要ですが、出力側には低ESRのコンデンサー(OSコンなど)が必要です。
僕は100μFのOSコンをLT1764の出力端子直近に入れています。

ムラタのDCノイズフィルターに両面テープで固定したTCXO基板からは、27Mhzの出力を写真左上から同軸で引き出しました。

PCM1804 ADコンバーター基盤との関係はこんな感じ。
B637_adc_mod
ADコンバーターの3.3V用の3端子レギュレーターを外して、OUT端子に今回製作したリニアレギュレーター電源基盤からの3.3V出力を入力します。
3.3V用3端子レギュレーターのIN端子には5Vが出ていますので、この5VをS/P DIF出力基盤用に使うことにしました。

S/P DIF出力基盤は別途3端子レギュレーターで5Vを作っていましたが、AD変換ボードから5Vをもらうようになります。
AD変換基板の5Vは普通の7805ですが、こちらも後日LT1764に変更して、リニア電源化しようと思っています。

改造途中にヒラメキがあって、もう一つ別の改造も行ないましたが、それは後日説明することにします。

今回の改造で27MhzのTCXOが実力を発揮する・・・・ハズなんですが、改造直後の効果については微妙・・・でした。
最初に水晶発振器をTCXOに変えた時のような「変わった」感はあまりありません。最初の電源回路が良くできているのか、TCXOの位相雑音特性だと、低ノイズ電源にしてももともとの位相雑音特性がOCXO程良くないので効果が感じられないのか理由は良くわかりません。

でも、最初にこの改造を思い立って位相雑音に注目して、無線機の方はOCXOでかなり良くなったのでヨシとします。
あとは・・・・使った電解コンデンサーとかが落ち着いてからの評価ですね。OSコンとか、電解コンデンサーは初期は低域がボワボワな感じになります。
暫く通電して良くなれば嬉しいのですけど、まぁ、最悪効果が無くても、前よりも悪くなることはないでしょう。

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