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2009年6月30日 (火曜日)

三研マイクロホン CU-32

50メガで良くラグチューしている局が、中古のマイクロホンを入手されました。
なんでも放送局の放出品らしくボディに「NHK」と刻印がある・・・とのこと。なんとNHKで使っていたマイクのようです。

三研はプロ向け、特に放送局関連で良く使われていて、テレビのニュースなどでインタビューワーが使っていたり、記者会見の机の上にあるのを発見できます。
三研のマイクを使っている方と何回か交信したことがありますが、いづれも「いいなぁ~~」って感じの変調でした。
入手されたのは音楽用のCU-32というコンデンサーマイクロホンです。
Cu32_2
サイズもとても小さくでØ20.6、全長 121mmですから、無線前の狭いスペースでこのサイズは嬉しい・・・・とローカル局も大喜び
で、早速FT-2000に接続していただき、CU-32の音を聴かせていただきましたが「素晴らしい」んです。

残念ながら巷で人気のB-1やローデのコンデンサーマイクとA/B比較はできませんでしたが、とても情報量が多く自然に聞こえます。
自然に聞こえる理由は、マイクで拾った音を後処理した場合に失われる微妙なニュアンスを、後処理しても失われないように、普通のマイクよりもより細かく微妙なニュアンスをとらえて、後処理に備えるようになっているのではないでしょうか?

特徴である表現力の代償として少し力感(厚み)が不足しますが、三研のマイクロホンは、マイクで拾った音が放送局でリミッターやコンプレッサーを通されることを前提として特性が考えれているように感じます。
無線機にマイクプリ経由で入れると
「このマイク、リミッターやコンプレッサーを通すと、いー感じに化けるぞ
って感じる音なんですよ。

CU-32の周波数特性はこんな感じ。コンデンサーマイクロホンとしては低域、高域ともに少し特徴を持っています。
Cu32_freq
フラットではありませんが、SSB用として使用する周波数帯域はフラットと言って良い特性です。
まぁ、マイクロホンは静的な周波数特性よりも、入力に対して動的に変化する部分が大切なんですが、このCU-32はトップクラスであることは間違いありません。

価格を考慮すれば「別格」であって当然なのかもしれませんが、このCU-32を局設備の更新などで放出された中古品を入手される機会があれば、他のマイクロホンの新品程度の価格であっても入手すべきでしょう。

三研のマイクは放送局で良く使われるだけあって、無線用にもピッタリ。その音を聞いた方はお判りになると思うのですけど、電波に乗せるとその魅力を放つ不思議なマイクなんです。
つまり放送で送信されるめの音を収録するマイクとして設計されているのでしょうね。そこが他のマイクロホンと決定的に異なるポイントなのではないでしょうか?

マイクロホンは星の数ほどありますが、放送用として実績があるマイクロホンは数えるほどしかありません。
また数が出るマイクロホンではありませんので価格も高価です。入手できるお店も限定されていますが、最近はネット通販でも購入できるようになりました。
いつかは使ってみたいマイクロホンです。

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