三研マイクロホン CU-32
50メガで良くラグチューしている局が、中古のマイクロホンを入手されました。
なんでも放送局の放出品らしくボディに「NHK」と刻印がある・・・とのこと。なんとNHKで使っていたマイクのようです。
三研はプロ向け、特に放送局関連で良く使われていて、テレビのニュースなどでインタビューワーが使っていたり、記者会見の机の上にあるのを発見できます。
三研のマイクを使っている方と何回か交信したことがありますが、いづれも「いいなぁ~~」って感じの変調でした。
入手されたのは音楽用のCU-32というコンデンサーマイクロホンです。
サイズもとても小さくでØ20.6、全長 121mmですから、無線前の狭いスペースでこのサイズは嬉しい・・・・とローカル局も大喜び
で、早速FT-2000に接続していただき、CU-32の音を聴かせていただきましたが「素晴らしい」んです。
残念ながら巷で人気のB-1やローデのコンデンサーマイクとA/B比較はできませんでしたが、とても情報量が多く自然に聞こえます。
自然に聞こえる理由は、マイクで拾った音を後処理した場合に失われる微妙なニュアンスを、後処理しても失われないように、普通のマイクよりもより細かく微妙なニュアンスをとらえて、後処理に備えるようになっているのではないでしょうか?
特徴である表現力の代償として少し力感(厚み)が不足しますが、三研のマイクロホンは、マイクで拾った音が放送局でリミッターやコンプレッサーを通されることを前提として特性が考えれているように感じます。
無線機にマイクプリ経由で入れると
「このマイク、リミッターやコンプレッサーを通すと、いー感じに化けるぞ」
って感じる音なんですよ。
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