ベランダのグラウンド処理
ベランダのグラウンド処理をちょっと真面目にやりました。グラウンド処理はなるべくインピーダンスが下がるように太い平編線を使っています。
本当はこの3倍くらい幅のある平網線がいいのですけど、普通の電線と比較すればかなり太めだと思います。
このアパートは軽量鉄骨ですから、鉄骨に上手く接続できれば良好なグラウンドが取れます。木造だったら一階ですからアース棒と地面にラジアルですね。
室内コンセントのアース端子と建物の金属部分の導通をテスターで確認すると、アルミサッシの室外側とアルミサッシ上部のシャッターのケースが0Ωなことがわかりました。
アンテナはベランダ天井付近に給電点がありますので、一番近いのはベランダ上部にあるシャッターのケースとなります。
そこで給電点から一番近いシャッターのケースを留めているビスに平網線を共締めしました。一番下のビスから給電点まで40cm程度です。
左側の箱状になっているのがシャッターのケースで金属製です。
右側のフチは最初金属製だと思っていましたが、実はプラスチック製。ネジ穴の周りだけ塗装を剥がして平網線を密着させようと思ったけど・・・・できませんでした。
左側の金属ケースの塗装を剥がして平編み線をベッタリくっつけて沿わせたかったですが、我慢我慢。
一部分だけでも塗装を剥がして、剥がした部分を糊面と表面が導通している銅テープで貼って、大きめのランドを作って、そこに平網線を載せてから両面導通している銅テープで密着させるといいのですけど・・・
塗装剥がすとマズイし、銅テープとか張り付けると・・・・剥がす時に塗装が剥げちゃうのですよねぇ~~~。
平編線はベランダの右側の給電点からシャッターケース、シャッターケースの上を通ってベランダ左側まで行って、そこからシャッターケースの下にあるアルミサッシに沿わせてあります。
平網線が長かったのと、面で金属面と接触できなかったので、金属部分にできるだけ長く沿わせて静電結合でグラウンド効果がえられるように考えてみました。
これは末端付近の平網線の処理。大きめなワッシャーの手持ちがなかったので、圧着端子をワッシャー代わりに使っています。
ネジはもともとアルミサッシを固定しているビスでセルフタップネジ。ということは固定先は何らかの金属枠。
アルミサッシを固定するための金属枠が鉄骨に固定されているのではないかと想像しています。
シャッターケースの上部は単純に平網線を沿わせているだけだし、工事をはじめたら手持ちに大きめのワッシャーがないことが判ったりと、難点はありますが、とりあえず建物にキズを付けずソコソコのグラウンド効果を得ることができました。
単純にラジアル線を付けてた時と比較して、ノイズが減ったのが実感できます。
周囲にはインバーターエアコンが多数ありますが、3.5/7のローバンドは結構静かで、信号が弱くてもS/Nもいいので聞きやすいです。
7メガの上の方でWも聞こえました。凄く弱かったですが、言っていることは判りました。41って感じかな?
グラウンドはこの状態で様子をみて、アイデアが浮かんだら再度細かい所も頑張るつもりです。
ローテーター取り付けると給電点の高さが変わるから、どうせやり直しだし・・・・でも、シャッターケースから給電点の距離が半分くらいになります。
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コメント
福井さん,その銅板を貼ろうとした金属はアルミ製ですか?
マグネットが使えれば,銅板を乗せて上からマグネットで押さえる手はありますけどねぇ.
グラウンドが大切かが最近,非常に強く思っています.Hi
投稿: YB3ASM/JJ | 2009年7月21日 (火曜日) 10時33分
おおっ!!マリオさん。
多分薄い鉄板だと思いますけど、調べてみますね。どうやって密着させるか悩んでいましたが・・・・・マグネットはいいですね。
実はシャッターケースとベランダの天井は20cm程度の感覚なんで、突っ張り棒か何かで工夫しようと思っていましたが、磁石が効けば磁石が一番ですね。
実は何かの拍子で突っ張り棒が落下して、ベランダの床で跳ねてアルミサッシのガラスが割れる・・・ようなリスクを考慮して、処理で悩んでいたところです。
銅版も良いのですけど、やはり重たいので銅テープかアルミテープで、接着せずに磁石で押さえて密着させる作戦にします。
これなら仮に外れても怪我したりガラスが割れる心配は無用ですから。
ベランダアンテナはグラウンドで決まりますからねぇ・・・。ホント大切ですよね。
投稿: JI1ANI / 福井 | 2009年7月21日 (火曜日) 12時26分