RY-62Vのノイズ対策
アパマンハムの場合、アンテナを建物から離すことが難しく、家電製品などのノイズの影響を受けやすくなります。
RY-62Vも例外ではありません。
RY-62Vは位相給電方式で、輻射器と反射器は位相ラインで接続されています。この位相ラインの片方はブームに接続されており、エレメントにはブームとエレメント固定金具経由で接続される構造になっています。
理論的にはなんら問題はありませんが、アンテナは理想空間に設置しているわけではなく、すぐ近くに障害物があったり、foからズレた周波数で使います。
したがって理想空間で設計したのと同じ状態ではありませんので、左右のエレメントが完全にバランス状態である・・・・ということはないと思います。
RY-62Vに付属している金属製のクロスマウントでマストに固定すると、アンテナエレメントとマストは直流的に導通した状態です。
視点を変えると、アンテナマスト・ブーム・エレメント全体で電波を受信するアンテナとして動作する可能性もあるわけです。
本来はエレメントだけがアンテナとして動作するハズですけどね。
アンテナマストとRY-62Vを絶縁するため、アンテナマストのクロスマウント取り付け部分に塩化ビニール製のカバーを取り付けました。
これでマストが受信したノイズがRY-62Vに流れ込まなくなり、ノイズが減るはず・・・・。
念のため、対策前の状況を記録しておくことにしました。
これが未対策状態での受信状況
いつもの運用状態でノイズでS1-3程度、ピークではS6という感じ。
ブームとアンテナを絶縁して受信してみると・・・・・
ノイズはS0-1程度、ピークではS5になりました。明らかにノイズが減っていることがお判りいただけると思います。
縦の目盛りで平均1程度減りました。
実際に聞いて感じでも明らかにノイズが減ったことを実感できました。
また、対策前はトゲトゲしていたノイズが角が丸まったノイズになったみたいで、弱い信号がとっても聞きやすくなりました。
実は、アンテナとブームの絶縁以外にも、ノイズ対策として同軸にコモンモードフィルターを追加してみました。
通常はコモンモードフィルターをアンテナ給電点と無線機の出力側に入れて、合計2個ですが、今回、給電点から3mくらいのところにTDKの一番大きいパッチンコアを15個追加してみました。
残念ながら今回追加したコモンモードフィルターは・・・・気持ち効果あったかな??という感じで「目に見える」効果はありませんでした。
ノイズの発生状況は近所のエアコンや家電製品の稼働状況でコロコロ変わります。
今回の対策は涼しい朝方に実施して結果を比較していますが、念のため一週間ほど様子を見て、効果があったことを確認してから記事にしました。
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コメント
私もRY-62Vをコンテスト時等に使っています。
参考になりました。今度ポールを絶縁してみます。
50MHzのアンテナ直下にアンテナ用のコモンモードフィルターを入れています。中部特機のCF-50
(キット)です。HF用となっていますが、中部特機に問い合わせたところ50MHzでも十分いけると思う、144MHzはSWRが上がってくるようですとのことでした。私は、インターフェアー対策(コモンモード)のおまじないとして使っていますが、受信ノイズにも効果があるかもしれませんね。
投稿: JE3OZB/JA1AGJ | 2009年8月15日 (土曜日) 23時16分
給電点のコモンモードフィルターはノイズにも効果ありますよ。ノーマルモードのノイズには効果ありませんので、見分けるのが難しいですけど。
そもそもコモンモードのノイズってノーマルモードほど多くないように思います。ノイズを受信して見分けられるといいのですけどね。
マストとの絶縁はベランダなどノイジーな環境では効果あると思います。ぜひ、お試しください。
投稿: JI1ANI/福井 | 2009年8月18日 (火曜日) 10時23分