ベランダアンテナ 給電点の改善
昨日の設置では給電点回りの取り回しがいま一つ。グラウンドラインも長めになってしまいました。
そこで取り回しを大幅に変更。ついでに振り出したアンテナがちょっとお辞儀していたのも修正してビッと真っ直ぐ突き出すようにしました。
DXエンジニアリングのバランは反対側へお引っ越し。こちら側はスッキリ。黒いラインはモーターのコントロール線。給電ラインは平網線でまな板の上を通って裏側へ。
これは給電点を上(ベランダの天井)から見たところ。下からまな板の上を跨いだ給電線が写真下側のDXエンジニアリングのバランへ、バランとパラに入っている上のプラボックスは自作のマッチングC切り換えBOX。マストは左側にあります。
グラウンド処理も大幅に改善。単管に銅テープを張り付けて、導電性を高めました。バランから平網線で数センチ離れた単管に巻き付けてバンドで締めつけて固定。奥にみえるのは建物の鉄骨に繋がっている窓のシャッターケース。
単管には縦にも銅テープを貼って、下のベランダの手すり(シャッターケースと同電位)に平網線で接続しています。
平網線は極力「ベタッ」とくっつけるようにして、点ではなく面で接触させるようにしています。
この改造で、バランからシャッターケースのグラウンドまでの距離は40cm→20cmへと20cm程度短くなりました。
また、単管に銅テープを縦に60cm程度貼って上部のグラウンドと導通させていますので、銅テープが面で単管と接触して、単管全体がグラウンドとして動作するように工夫してみました。
テストの結果、7メガで300pFで不足していたマッチングコンデンサが250pFで足りるようになり、3.5メガも50-100pFほど少なくなって前の鉄筋コンクリートのアパートと同じ容量になりました。
ノイズも減って3.5や7では無信号時に多少プチプチノイジーでしたが、今回はS0でサーって感じ。狙い通りグラウンドが多少改善されたようです。
さぁて、地上高3mのアンテナで地面を温めますか
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コメント
本格的ですね。
マッチングのコンデンサの値が変わったのは、改善の証ですね。
投稿: JO1KVS | 2009年9月15日 (火曜日) 07時37分
KVSさん
はい。明確にリアクタンス成分が減ったと思います。グラウンド強化もありますが、エレメントがベランダの内側に入り込んでいたのが短くなりました。15cmくらいでしょうか。
それも大きいと思います。
ちなみにこのアンテナで6mも無線機のアンテナチューナーでチューンして出ています。
6mでは各局の信号がS0.5程度強くなりました。グラウンドの影響が大きいローバンドではもっと効果があると思いますが、電離層反射なので・・・数値的にはわかりませんけど、使った感じは「良くなった」って実感できる変化です。
ベランダ釣り竿のアースライン、やはり太く短く(20cm以下)するのが重要です。それに今回は銅テープを使ったのが成功のポイントのようです。やっぱり高周波グラウンドは点接触ではなく面接触が必要ですわ。
投稿: JI1ANI/福井 | 2009年9月17日 (木曜日) 12時19分