« オーディオ用クロックジェネレーターの製作 その3 | トップページ | FE-5680A オーディオマスタークロック(その1) »

2009年11月21日 (土曜日)

FEI FE-5680A ルビジウム発振器DDS付き

LPRO-101を購入したのに、更にルビジウム発振器に手を出してしまいました・・・・orz
今回入手したFE-5680Aシリーズはルビジウム発振器にアナログデバイセズのDDSチップ、AD9830A組み合わせた製品です。
Fe5680a_no1_testFE5680Aの出力はルビジウムの共振周波数6834.6875MHzの1/136の50.255055MHzをDDSに入れて作っています。
ですからDDSの設定値を変更することで5~15Mhz程度の間なら、好きなの周波数を出力できるルビジウム発振器なんです。

5-15Mhzと言えば・・・10Mhzの基準周波数が思い浮かびますが、今回はオーディオ用。コイツでオーディオ用のワードクロック(44.1/48kHz)を作ってやろう・・・というわけなんです。

ただDDSを内臓していることで位相雑音特性などが悪くなっているかもしれませんし・・・・そもそもジャンク品(動作確認済みの取り外し品)ですからねぇ・・・・。

ルビジウム発振器を内臓した市販のワードクロックジェネレーターは100万円程度まぁ、そこまで性能が良くなくても数十万円程度の価値があるワードクロックジェネレーターに仕上がれば・・・・と思っています。

このFE5680Aはオーディオ用クロックとして色々な方がチャレンジしていますし、ウェーブ電子さんがFE-5680AのDDSコントロールソフトを販売しているので、無線用に使っている方もいらっしゃるのではないかと思います。
FE-5680Aの出力をそのまま使った3.5~14MhzルビジウムQRP CW送信機・・・なんて面白いと思います。

よ~く考えるとウェーブ電子の2出力DDSで44.1/48kHzのx256周波数を用意した方がスマート・・・・だったかも・・・・TCXOは三田電波製のようですから・・・・。
まぁ、今回はルビの音ということで・・・ハッハッハ

FFe5680a_no1_25pinE-5680Aには色々なタイプがあって、今回入手したタイプは高周波出力がSMAコネクタで、電源やコントロール端子がD-Sub9Pinコネクターになっているものです。

動作確認のために電源を接続してみると、初期で15Vで2A程度、周波数が安定してからも1A程度流れます。
でもって、ケースはアチ~って位まで温度があがりますので説明書どおり、簡単な放熱器にマウントする必要がありそうです。

出力周波数は今回10Mhzになっていました。ジャンク品のため、出力周波数は8Mhzだったりする品もあるようです。ちょっとラッキー、でもどうせ変更しちゃうので、どこでも同じかな?
いつものように出力をIC-7800のスコープで確認してみました。上が±2.5kHz下が±250kHzです。
Fe5680a_no1_10mhz_5kwide













Fe5680a_no1_10mhz_250kwide












参考までに下にLPRO-101の出力も掲載します。よ~く見ると、LPRO-101がほんの少し位相雑音が少ないように見えます。
近接周波数ではスペック的にFE-5680Aの方が良いので、FE-5680Aに使った年代物の電源(ノイズが乗っているのです)の影響かもしれません。
Lpro101_10mhz_5kwide

|

« オーディオ用クロックジェネレーターの製作 その3 | トップページ | FE-5680A オーディオマスタークロック(その1) »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: FEI FE-5680A ルビジウム発振器DDS付き:

« オーディオ用クロックジェネレーターの製作 その3 | トップページ | FE-5680A オーディオマスタークロック(その1) »