発振器の鳴き合わせ調整 10MHz
IC-7800の外部リファレンスとして常用しているOCXO発振器と、最初に購入したルビジウム発振器の周波数を合わせました。
もちろん、基準となる神様はルビジウム発振器で、中身はLPRO-101です。
先日は48KHzの矩形波の鳴き合わせでしたので、オシロでリサージュ波形を見ることができませんでした。今回はそのリベンジ。
というか、オシロで波形を比較して、あまりに簡単に周波数を合わせることができたので、早速OCXO発振器もルビジウムで校正することにしました。
ルビジウムとOCXOの出力レベルが少し異なるので綺麗な円にはなりませんが、オシロに綺麗なリサージュが表示されました
説明書などでリサージュの波形は見ていますが、自分でオシロでリサージュを表示させるのは初めて。
いゃぁ、やっぱオシロがあると全然違いますね。目に見える・・・・って凄いことです。
調整前は周波数がズレているので、このリサージュがゆーっくりと形を変えていきます。なんか、好きな音楽聴きながら変化するリサージュを眺めると・・・・リラックスできるかも。
さて、肝心の調整ですが、リサージュやサイン波を表示させながらOCXOのトリマーで粗調整してからEFCのポテンショメーターで微調整。
実は以前EFC用のポテンショメーターを取り付けたものの、あまりに微調整なので耳で聞いても、Sメーターのフルフルの間隔を測っても、効果がさっぱり判りませんでした。
今回その効果がバッチリ判りました。
トリマーで調整できるのは0.05Hz単位までで、それも相当注意深く、何回も試行錯誤して・・・という感じ。
EFCだと10mHz以下の調整を、ポテンショメーターをクリクリ・・・クリリッ・・・って感じで調整できます。
OCXOなんでEFC動かしてもスグには周波数は変わりませんがテレビを見ながら2時間ほど調整したらリサージュが数分間程度は動かなくなりました。
サイン波の波形の動き方からも10mHz未満の誤差に追い込めているようです。
ということで今日の調整はここまで。
実はOCXOのトリマを動かすと、その時は良くても数日すると周波数が微妙に変化するんです。おそらく動かしたトリマが機械的に安定するまで、微妙に動く(?)のではないかと思います。
それに室温の変化で結構周波数が変動するので、あんまり追い込んでも意味ありません。
EFCもちゃんと動作していることが確認できましたので、暫くしてOCXOが安定したら、また調整しようと思います。
しかし・・・・簡単だなぁ
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