FE-5680A オーディオマスタークロック(その5)
FE-5680AのDDS出力のバッファの出力でLPF前(「FE-5680A 周波数拡大」を参照)に追加したカップリングコンデンサに入るDDSの出力波形をオシロで見てみました。
うぉ~っ みえる
純粋に感動しました。
アナログデバイセズのシミュレーターでLPFを外してシミュレーションした通り、周波数が低いのでLPFナシでも綺麗なサイン波になっています。出力は4.20Vpp程度。
スピノルさんの記事「FE-5680A(ルビジウム)の AD9830 周辺回路」の通りです。
波形を見て「これならイケる!」って、先日追加したカップリングコンデンサのマイナス側を外し、出力用同軸に接続。DDSの出力がカップリングコンデンサー経由でSMAコネクターから出力されるように改造しました。
SMAから出力される192Khz信号はカップリングコンデンサ44μFで少し減衰して3.76Vppです。LPF通っていませんが綺麗なサインウェーブです。
出力をショートさせない自信がある方は直結でもいいかもしれまん。
この出力を抵抗で分圧して74HC04のインバーター2個のシュミットトリガーでデジタル信号にしました。
今回の改造でTTL用だった回路をCMOSが使えるように変更しました。
さて、肝心のデジタル波形は・・・・
あらら、予想に反して綺麗。そこで拡大してあら探ししてみると・・・
お
あれま
HC04なんでRiseとFall部分は遅めだけど、想像以上にイイ感じ。周波数が低いので、スピードもソコソコ(?)のHCシリーズにしたのがいいのかなぁ~。
最初はルビの出力をラインレシーバーで受けようかな?って思っていましたが、なんか、これで十分みたい・・・・・
HC74で分周した96/48KHzと192KHzをHC04の余ったインバーターでバッファして出力すれば、IC2個で192/96/48KHzの3出力のマスタークロックジェネレーターが完成です。
この状態のクロックを注入すると、暗騒音が減ってピアニシモが浮かび上がる感じ、ダイナミックレンジが広がるので音の情報量が増えて、マッシブな音。音域全体のバランスも元のママ。コレ、いいっす
って、x1で計測しちゃったのに終わってから気がついた。x10だとオーバーシュートが見えますが音には満足です。
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コメント
益々進化しているんですね。すごいすごい。
音声帯域中音部の張りのある変調に驚愕しました。
中波NHKの朝のニュースって感じ。SSBでの理想郷ですね。
個人的にはANI夜の深夜便を期待しています。(バキッ)
投稿: JE3OZB/JA1AGJ | 2009年12月16日 (水曜日) 21時26分
こんにちは。
中音の張りはルビジウムにした時の典型的なパターンのようです。かなり音が変わりますのでオーディオ的には激変でしょうねhi。
最終的には「夜の深夜便」なんですが、その前にNHKニュースをクリアしないと、その上の深夜便には挑戦できないと思っています。
更にイタズラ中ですので、またレポートをお願いします。
投稿: JI1ANI/福井 | 2009年12月16日 (水曜日) 21時52分