ベリンガー SRC2496
IC-7800の光インターフェースはノイズジェネレーターみたいなPCとグラウンドも含めてアイソレーションできるのが嬉しい機能ですか、スタジオ機材をIC-7800に接続しようとすると、光出力ではなく同軸出力が多いため接続する機材が限られてしまいます。
僕もその一人で、以前記事で紹介した光⇔同軸コンバーターを使っています。光と同軸の問題はこれでクリアできるのですが、問題が一つ。
デジタル信号の同期ですが、電源を先に入れた方がマスターとなるルールになっています。ですから、送受別々の機材に接続したり、電源ON状態で7800に接続する機材を切り替えたりすると同期が外れてしまうことがあります。詳しくは以前の記事で指摘しています。
ということで、以前から購入を考えていたサンプリングレートコンバーターを購入することにしました。ベリンガーのSRC2496は安価ですし、外部ワードクロックに同期できちゃいます
SRC2496はサンプリング周波数が異なる2台を同期させるコンバーターです。例えば96KHzと44.1Khzの機材を接続することができます。
つまりIC-7800と外付けデジタル機材のクロックのズレや同期問題を解決し、同時に光⇔同軸も一気に変換してくれます。
最近の記事のようにワードクロック自体を比較するときは、機材とIC-7800の電源を全てOFFしてから、先に機材の電源を入れて機材のクロックがロックしたらIC-7800の電源を入れて・・・・と切り替えに時間がかかりますが、これでその問題もクリアできそうです。
SRC2496は入力をアナログ、AES/ABU、SPDIF光or同軸で切り替えできるので、IC-7800への入力切替器としても使えそうです。
せっかくクロック(元の発振器)をルビジウムやOCXOと切り替えて比較するなら、条件をそろえて実験したいですよね。
エージングが終わってから、例の「ルビジウムとOCXOで音が変わるのか?」も決着を付けたいと思います。
ネット上で探したルビとOCXOの比較では、装置の比較であって発振器そのものの比較はあまり見かけません。
また、ルビの比較対象である水晶発振器がTCXOだったりして、もともと発振器としての基本性能に差がありすぎる条件での比較に見えました。
今回もルビジウム発振器はDDSで、OCXOは分周してワードクロックにしていますが、ルビジウムと水晶では発振させる仕組みも構造も違うので、完全な同一条件での比較は元々ムリ。
それに、発振器は中古品ですから比較自体に意味がないのかも知れませんけど、いわゆる「ルビと水晶の音の違い」に自分なりの結論をだせれば・・・と思っています。
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コメント
私もSRC2496を購入して、使ってますが、WORDCLOCKの端子にインフラノイズccg-525から出力される
44.1khz 88.2khz 48khz 96khzのいずれを入力しても、PLL LOCKしません。75オ-ムの終末端子を
つけて行ってもダメでした。 このccg-525は普通に、DELTA1010LTで同期とれて使えてるので
問題ないはずなのですが・・・ 私のSRC2496は壊れているのか?また相性があるのかわかりません。
貴方様はどうですか?よろしければ教えてくださいませ
投稿: tallman | 2009年12月30日 (水曜日) 14時41分
Tallmanさん
こんにちは。昨日ラックにSRC2496を入れて、WORDCLOCK端子にこのブログの記事で製作中の48/96KHzのクロックを入れましたが、SRC2496のPLL LOCKランプも点灯、INTERNALと切り替えて使えました。
もちろん、ルビでも水晶でも300円のオシレーターを分周したものでも問題ありません。
もしccg-525以外にワードクロックを出す機材が無いのであればSRC2496の購入元に相談されてはいかがでしょうか?
症状からはSRC2496の故障に見えますが・・・・
投稿: JI1ANI/福井 | 2009年12月30日 (水曜日) 14時58分
ご回答ありがとうございます。購入元に相談してみます。私も故障のように思えてなりません。
投稿: tallman | 2009年12月30日 (水曜日) 15時30分