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2010年1月31日 (日曜日)

矩形波の出力バッファ 74AHCU04

機材間でデジタル信号を伝送する場合、バッファとして良く74HCU04や高速なVHCU辺りが良く使われるようです。
ただHCUはデジタルICのクセに、優柔不断(?)でスパッと割り切れない曖昧なヤツですから波形がなまるようで、個人的にはあんまり使いたくない・・・・と最近思い始めていますが、要は使い方なんでしょう。

実際にHCU04の出力バッファを先日記事で紹介した12.288MHzのクロックジェネレーターの出力で試してみました。
出力側には1.5mの75Ω同軸を接続、反対側は終端抵抗です(50Ωの終端抵抗で代用)。
バッファの出力端子にプローブ当てて計測。
12288_ahcu04_4buff
インバーターを直列に4個繋げたのですが、思った以上に波形は乱れません。負荷をかけている状態というのがミソなんですよね。

実は無負荷で綺麗な波形でも負荷を与えると崩れてしまうことが多いのに気づいて、それでは意味がありませんから、負荷をかけて綺麗な波形になるよう にしています。
内蔵ならともかく、外付け同軸接続を想定するとやはり出力バッファ段を工夫しないと相手側に綺麗なデジタル波形で届けるのは結構難 しいです。

で、バッファとして良く使われているHCU04って?と思って試した次第・・・・。
確かに負荷かけた時でも波形の形が維持(崩れ方が小さ い)できますねぇ。
綺麗なところに入れるとデメリットが多いけど、グズグズのところに入れると波形が整形されるメリットがある。

どんな信号が来るのか判らない機材の受け側には入れたくなりますね。受けられないとクレームになるでしょうから・・・。
そういえば機材の受け側のスペックって幅広いけど、モノによっては安全策であって、代償として正確さをバーターしているのかも。

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