KENWOOD PA18-3A 直流安定化電源
実験用の直流安定化電源を購入しました。中古ですが、キズも少なくて3A取れるKENWOOD PA18-3Aにしました。
アマチュア無線家ですから、やっぱりKENWOODがいいです。KENWOODの計測器関係はもうブランドがTEXIOに変わって、KENWOODのマーク付きは古いって証明なんですが、KENWOODのロゴが付いていた方が嬉しいです♪
KENWOOD PA18-3Aにしたのは出物があったこともありますが、電流と電圧両方同時にデジタルリードアウトできるからです。
写真は4.8MHzのOCXOとブレットボードに組んだ分周回路ですが、OCXOが安定すると全体で90mAです。
分周回路が20mA程度ですから、このOCXOは省エネですね。ただし、コールドスタートすると300mAちょっと流れます。
電源を作るとすれば400mA程度の容量を確保すれば実際の利用時は大丈夫そうです。
こんな高級な電源を使うのは初めてで、いままでは無線用の安定化電源しか使ったことがありません。
電流制限とか便利な機能がたくさんあって・・・・使いこなせるかなぁ・・・。
このPA18-3AはTEXIOブランドになっても発売されていてロングセラーみたい。この電源を購入した目的はリップル/ノイズrms(10Hz~1MHz) 0.5mVrmsという点。
いままで使っていた無線機用の定電圧電源よりも一桁程度低くなっています。
これでOCXOみたいな電源に敏感な発振器も実力を発揮できる環境になります。もちろんエヌエフ回路設計ブロックの低雑音直流電源などが手に入ればとってもハッピーなんですが・・・・お値段が・・・・
ということで、自前でデジタル用の5Vを3端子レギュレーターから、低雑音のリニアレギュレーターに変更して、雑音レベルを低くすれば(低くしたつもり・・だけ?)電源周りの環境はほぼ整うことになります。
3端子レギュレーターを使った場合のノイズについてはココに資料があります。自社の独自レギュレーターの優秀さを示すための比較資料ですが、標準的な7805の特性として参考になるのではないかと思います。
位相雑音特性が-100dBとか-140dBとか言ってる発振器ですから、やはり電源にもそれなりに気を使う必要があると思います。
計測したわけではありませんが、耳で聞いた経験では、秋月で安価に入手できるACアダプターは7805よりも更に特性が悪い(ノイズが多い)ように感じました。
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