IC-7000のディプレイ表示方法
以前自作のセパレートケーブルを使って、コントロールヘッドと本体を18mも離して運用していましたが、実に上手く動作していました。
ケーブルを長くすると電圧降下しちゃうので、それさえ気をつければ相当離れたところからコントロールできそうでした。
連休中にあることを思いついてIC-706とIC-7000のセパレートケーブルをもう一度調べていましたが、セパレートケーブルは706は8本ですが、7000は10本と2本増えています。
増えた2本はコントロールヘッドに表示するビデオ信号と専用GNDの2本で、他は706と同じ名称の配線ですので、おそらくほぼ同じ機能(役割)を持っているものと想像されます。
1.F8V はコントロールヘッド用の電源
2.PWKは電源スイッチ
3.GNDは共通アース
4.AFOは音声出力
5.MICEはマイク専用GND
6.MICはマイクライン
7&8.LTXDとLRXDは本体とコントロールヘッドのデータ通信用
9.YGNDはビデオ信号専用GND
10.YY-VIDEOはビデオ信号(ディスプレイ表示内容)
9&10がIC7000で増えた配線です。
※上記の役割はJI1ANI調べ。間違っていたらゴメンナサイ。
自作のセパレートケーブルをIC7000に接続して、試しにVY-VIDEOだけ外してみると、7000のディプレイは無信号状態になりました。
やはり7000のコントロールヘッドのディスプレイは単純なディスプレイ機能だけで、本体側で表示内容をビデオ信号にして送り出しているようです。
IC706はLRXDとLTXDだけでコントロールヘッドに色々な表示をしているみたいですが、7000の場合は中の信号が異なるのか(操作信号を送信しているだけ?)、それとも本体から操作結果の信号は送信されているけど、表示関係はビデオに任せて、本体から送信されるデータは基本的には捨てちゃっているのかなぁ・・・・。
もしかしてLRXDとLTXDの中身ってマンマCI-Vってことは・・・・ないですよね?ICOMさん。
もしそうだとコントロールヘッド・・・というかセパレートケーブルからCI-Vが取り出せて、とっても便利なんですけど・・・・。自作セパレートケーブルで何が困ったのかって、CI-V信号が18mも離れた本体からしか取り出せないことなんです。
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コメント
こんにちは。
そうなっていたんですか~。
映像を送っているとは、ちょっとびっくりしました。
もしかして7000本体と706パネルをケーブルでつなぐとTXD/RXD信号で使えたりして...
投稿: JN1GLB | 2010年3月24日 (水曜日) 17時42分
GLBさん
そうなんですよ。7000の本体でビデオ描画しているのをコントロールヘッドのモニターで表示だけしているみたいです。
ご指摘のようにTXD/RXDのデータフォーマットが7000は706の拡張版なら、7000で追加になった機能以外は706のコントロールヘッドで操作できそうな感じもします・・・・・。
さすがに人柱をやってみる勇気はでてきませんが、やってみたくなりますね。
投稿: JI1ANI / 福井 | 2010年3月24日 (水曜日) 21時12分
なるほど~、そうだったんですね。
CI-Ⅴの可能性は高いですね。
もしそうなら面白いことが出来そうですね。
投稿: JO1KVS | 2010年3月25日 (木曜日) 06時09分
KVSさん
昨晩IC-7000のサービスマニュアルと回路図を首っ引きしましたが、7000の本体とヘッドユニットのLTXD/LRXDは706と違ってCI-Vとは別のプロトコロルのように見えました。
同じCPUにつながっているんですけど、接続先のピンも違うしCI-Vとは別回路になっているんですよ。
したがってCI-Vの制約がないメインとサブCPUのシリアルデータ専用・・・みたいな感じでした。
7000の本体に706のヘッドユニットというのは、望み薄そうです。
なんとなーく706と7000では設計の思想が違っているように感じました。
形は似ていますけど、中身はかなり違いますから当然かもしれませんけど・・・・。
投稿: JI1ANI / 福井 | 2010年3月25日 (木曜日) 20時59分
SM2OのHPみて気付いたんですが、これってRRCへの布石ですね~。
私も、それでピクッと反応してしまいました。
投稿: JN1GLB | 2010年4月 5日 (月曜日) 17時47分
GLBさん
投稿: JI1ANI / 福井 | 2010年4月 5日 (月曜日) 20時47分