10Mhz スプリッター
256FSをルビジウム発振器で発生させてマイクプリアンプに繋いで大成功のその後です。
マイクプリアンプにはサイン波入力が必要で、手持ちの他のマイク系のスタジオ機材には矩形波が必要です。
ルビジウム発振器の出力はサイン波ですから、これを矩形波に変換してあげる必要があります。
最初はレシーバー使って自作しようと思っていましたが、スプリッターも必要だし・・・・ちょっと面倒になっていて中断状態。
そんな時に10Mhzのスプリッターをジャンクで見つけました。
10MhzのOCXOが載っていますが、左側のSMAコネクターから外部入力も可能です。出力はバッファされた6系統でSMAコネクター。
渡りに舟とはこのこと、すぐに注文しましたがお店の改装中とかで商品がナカナカ届かない・・・・・。
これはヤラレタか?と思った先週、やっと品物が届きました。
OCXOの場合はサイン波4出力、矩形波2出力。外部サイン波入力の場合はサイン波2出力、矩形波4出力となるようです。
パターンを見ると、あと2出力程度は部品を載せると増やせそう。基盤上の黒い四角い素子が5Vのロジック用レギュレーターです。
4本足で初めてみるタイプ。レギュレーターのinとoutの電解コンはチップコンでしたので、気休めでパラにOSコンを追加しました。
サイン波はLT1016超高速高精度10nsコンパレータで矩形波にして出力されているようです。電源は+12Vとのことでしたが基盤裏側には7812があってOCXOの電源供給しています。
7812が12Vを出力するために電源を15VにしてOCXOの波形をみたけど、安定しているし、大丈夫そう。
外部入力にルビジウム発振器の11.2896Mhzを入れてみると、バッファされて強くなったサイン波と矩形波がでてきます。
ルビジウム発振器のFE-5680Aを11.2896Mhzに設定した時の出力は0.75Vppですが、このスプリッターを経由すると内部のバッファで増幅されてサイン波は4Vpp、矩形波は4.7Vpp程度と十分な出力になりました。
でも10Mhz OCXOが常に発振しているため、外部入力に切り換えても出力に10Mhzも乗っちゃいます。
OCXOに電源を供給している7812の電源ラインをたどるとジャンパーがあったので、それをパッチンしてOCXOを停止。出力に10MHzが乗ることもなくなりました。
さて、これで256FSのサイン波と矩形波が揃いましたので、後は矩形波を分周して1/256のワードクロックを作ってあげれば、外部クロック入力は全て単一のルビジウム発振器から供給できます。
やっと、FE-5680A オーディオマスタークロックの完成に目処が尽きました。テストは全部44.1Khz系(11.2896Mhz)でやっていますが、実際には48khz系(12.288Mhz)で使います。
製作中のFE-5680A オーディオマスタークロックは、僕の環境に必要な256FSのマスタークロック(サイン波・矩形波)とワードクロック(矩形波)を出力して、ルビジウムクロックでシンクさせる予定。
IC-7800にはデジタル系のクロックは外部入力できないのが残念。でも、細いテフロン同軸で内部のクロックを引っ張りだすところまではやりませんよ。
事前に用意したケースにスプリッターやルビジウム発振器を並べて、電源組み込んだりして完成させないと・・・・。
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