データ通信カードの発熱
リモート局を運用して2週間目になります。リモート局はその間電源を入れっぱなしです。音声がときどき途切れる問題はリモート局があるベランダボックス内の温度上昇が原因と思ったのですが・・・・
どうやらベランダボックス内の温度上昇ではなく、WiMAX無線インターネットアダプター自体の温度上昇が原因のようです。
アダプターはアイ・オー・データ製のWMX-U01を使っていますが、もともと普通に使っていても結構熱くなります。
リモート運用ですと、無線機のコントロールデータは19200bpsでのデータ通信ですから、WiMAXからすると極めて低速で楽勝のハズ。
問題は音声データ。受信音は無線機の電源をonするとずっと手元へ送り出しします。また、送信時には僕の音声を無線機まで送ることになります。
音声が途切れるのは、実際に交信して暫くすると・・・・ということが多く、音声データの品質を上げると(品質を上げると帯域が広くなる=データ通信量が増える)発生する頻度が明らかに増加します。
受信に加えて、送信音声データ量が増えると、ワッチ時よりも帯域を使う→USBアダプターの処理量が増える→発熱する→放熱が悪い(ベランダボックス内ですから)→高温になる→アダプターの処理能力低下→スループット低下→音声が途切れる・・・ということのようです。
高温になる・・・と言っても触っても「ちょっと熱いかな?」程度ですが、温度はケースの温度ですから、内部のチップは結構な温度になっているのかもしれません。
USBアダプターの平らな面にヒートシンクを取り付けたいところですが、アンテナですから金属のヒートシンクは取り付けできません。
このUSBアダプターの配置はベランダボックスでは底の吸気口と上部の排気口を結んだ対角線上ではない、反対側の上部に配置しています。
無線機などの熱源から離したつもりでしたが、ベランダボックス内部の熱の移動は電源ファンによる排出だけですから、排気口の反対側の上部に熱溜まりができているように感じます。
USBアダプターの位置を底の方へ10cmほど下げたところ、状況が改善されましたので、やはり周囲の温度の影響をかなり受けているようです。
また、ベランダボックス上部は熱溜まりができていることは間違いないようです。
本当はもう一回り大きなベランダボックスにして、専用の排気ファンを付けると良いのでしょうけど、その前にベランダボックス上部の熱溜まり解消と、USBアダプターの冷却のためにファンを取り付けてみようと思っています。
ベランダボックス内部の空気を攪拌することで、ボックス上部の熱溜まりを解消しつつ、ファンの風をUSBアダプターに当てて強制空冷するわけです。
もっとも、ベランダボックス内部の温度が高いと強制空冷してもあまり意味はありませんが、現在のベランダボックス内の上部の温度がUSBアダプターが熱ダレするスレッショルド近辺の温度になっているように感じますので試してみる価値はありそうです。
無線機や電源の温度上昇には気をつけていましたが、WiMAXのアダプターの温度は全くノーマークでした。
そりゃ無線機ですから、連続送信すると熱くなるのは当然なんですが・・・・。
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