DMS-05D ランドスペシャル
とってもいい感じのマイクプリアンプDMS-05D。いろいろと考えて贅沢バージョンを作ってみました。
抵抗はDALEのRS-2B、電源コンデンサーはOSコンのSPシーリズで47uFに容量アップ、カップリングコンデンサーはJanzenAudioのスタンダードZ。
そして何よりも特徴的なのが、ユーバーサル基板ではないこと。適当なサイズの生基板に小さくカットした基板を接着剤で付けていくランド法にしました。
ランド法はベタアースが確保できていますので、ノイズに強く、高周波でも安定しているため無線機に使うと良いといわれています。
また、回路図をそのまま基板上で再現すると出来上がるため、回路のチェックも簡単です。
その反面、ICは裏返して生基板に張り付けるので、その部分だけが不満でした。
今回はサンハヤトのICB-86の3穴連結部分とDIP8pinソケットを使って、ICが交換できるようにしました。この方法だとICをひっくり返す必要もなく、全ての部品を部品面からみた通りに生基板の上に展開できます。
暫くエージングしてから音の評価をするつもり。これから連続通電してエージングしますが、落ち着くまで暫くかかるでしょう。
出音を聞いた限りでは、部品と比例してか、一段とクリアーになっているようでした。
RS-2Bは真っ黒ですし、カップリングコンデンサーはOSコンの色合いと似ていますので、見た目は派手ではありません。
さて、キットの準備は部品の選定が終わって、部品を調達し始めています。先行予約していただいた方々には早めにお手許に届くよう、7月中には作業を終わらせ、キットをお手許にお送りできるようにしようと思っています。
キットはユニバーサル基板ですので、かなりコンパクトに纏まりますが、今回の回路は小規模なのでランド法を使っても基板が大きくなりません。それでも面積では2倍以上になっちゃいますが・・・。
そうなのです。ランド法の弱点は作業性の代償として、基板のサイズがどうしても大きくなってしまうのです。
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コメント
ANIさん
すごいですね。
今回の作品はハムフェアのブースで見せてもらえるでしょうか。
投稿: JE3OZB/JA1AGJ | 2010年6月 5日 (土曜日) 06時59分
AGJさん
はい。ケースとか、別基板で機能を追加して展示するつもりです。
投稿: JI1ANI / 福井 | 2010年6月 5日 (土曜日) 07時08分