VISHAY VAR(Z201 Naked)
先日入手したVISHAYの金属箔抵抗Z201の更に上を行く・・・・という触れ込みのVARを入手しました。
Z201が非常に気に入ったので、更に評価の高いVARはZ201よりも更に高価だろう・・・って思っていましたが、それ以前に入手先が見つかりませんでした。
色々と探してやっと入手先を見つけました。VARはZ201の樹脂モールドを取り外しただけ・・・に見えますが、作り方もちがうのかもしれません。スペック的には同じように見えます。
VARとはVishay Audio Resisterの頭文字を取った名前で、VISHAYのオーディオ用抵抗の自信作のようです。
Z201は取り付けてから音が落ち着くまで、エージングにはかなり時間がかかるように感じましたのでVARも同様でしょう。
この金属箔抵抗はVISHAYと日本のアルファ・エレクトロニクスの2社だけが製造しているようで、両社の製品はともに人工衛星などに搭載されています。
細かい説明はアルファ・エレクトロニクス社に金属箔抵抗の説明がありますので、参考になります。
このVARは別名Z201 Nakedとも呼ばれているようです。他のオーディオ抵抗と比較すると、Z201もVARも100Hz以下の低域がスッキリした感じで聞こえます。
実はアルファ・エレクトロニクス社の金属箔抵抗も入手して試してみたのですけど、音の傾向はZ201やVARと同じでしたので、この傾向は金属箔抵抗の特徴ではないかと思います。
出音を聞いた限りではVISHAYとAEの差は好みの差じゃないかなぁ・・・・って感じで、大きな差は感じませんでした。
もちろん数週間程度エージングしてみないとなんとも言えないと思いますが、そのうち両社の金属箔抵抗の普及品(?)同士で比較してみるつもりです。
金属箔抵抗の音は、他の抵抗ではもっさりしていた低域がスッキリする感じで全体に抜けが良くなりますが、他の抵抗では低域が歪んで聞こえていたのではないか?と思うようになりました。
全体的に非常に生々しい音、付帯音や微小な音が良く聞こえるように変わりますので、最初は面食らいますが、いままで聞いていたのは何だったのだろう・・・・と思ってしまいます。
もちろん、聞く人によって評価は異なるとは思いますが、僕は金属箔抵抗を音の通り道に使うとHi-Fiな音に聞こえます。
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コメント
記事、読まして頂いています。当方、アナログ(レコード)派です。
今迄、CR型、NF型(マランツ7)のイコライザーを自作して楽しんでいますが、数年前からLCR-EQを製作して主にJAZZを聴いています。音質について、現状そこそこで聴いています。
自作派の性と言いますか、「更なる音質の向上」を志してインターネットの先人たちの記事を読み漁っています。
最近、金属箔抵抗の音の評価が高いので、使ってみたいと思っています。唯、コスト的に高いのでLCR周辺の一部の抵抗を金属箔抵抗に変えることを想定しています。
ここでアドバイスを頂ければ有難いです。
本記事では、「音の通り道に使うと効果的」とありますが、具体的に「最も効果的な使用場所」が有ればご助言を頂けたら有難いです。
投稿: 中島和洋 | 2021年7月 3日 (土曜日) 13時17分