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2010年9月20日 (月曜日)

ベランダのグラウンド

釣り竿とATUだとベランダのグラウンドが勝負です。新居は鉄筋コンクリートですから、鉄筋にグラウンドならば完璧です。
アパマンの場合はグラウンドが上手く取れれば、平屋にルーフタワーよりは確実に飛び・受けがよくなるのではないかと感じます。

さて、テスターを持ってベランダの金属部分をあたっていきます。今回はベランダの手すり(
アルミ製)を中心に導通をあたっていきます。
ところがことごとくアウト。
実はベランダの物干し竿を引っかけるフックは天井にボルト留めですから、期待したのですが、ベランダの手すりとは導通していませんでした。

実際には手すりをグラウンドとして接続したATUが調子よく動作しているので、気を取り直して今度は給湯器用の屋外コンセントにアース端子があるので、そのアース端子を中心に、ベランダ各部との導通をチェックしています。

アチコチやっても**MΩとか59kΩとか、導通しているとはいえない状態ばっかり。もちろん、テスターの導通ブザーなんて鳴りません。
物干し竿のフックはやはり導通していません。コンクリートにボルトを打ち込んでいるだけかもしれません。
まぁ、エアコンのつり下げ金具とは違って、荷重はそれほど必要ありませんからしかたありません。

屋外コンセントのアース端子とベランダの手すりをテスターで当たると0Ω
「やっぱり・・・・」
ということで、ベランダの手すりはグラウンドとしてバッチリ効果を発揮することがわかりました。

アパマンの場合、いかにグラウンドを取るかが問題で、グラウンドさえ取れれば接地型のアンテナを使うことができます。
しかも地面にアース棒を打ち込むよりも有効なグラウンドが取れるので、結構飛びます。

もっともゲインのあるアンテナを使うわけにはいきませんので、高さで勝負することになりますが、ハイバンドはちょっと辛いですね。
でもローバンドは結構楽しめると思います。

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コメント

新居での本格的オンエアに向けて着々と準備されているようですね。

今回、ベランダと屋外コンセントの間の導通をテスターであたられたようですが、ベランダは地肌がむき出しの部分があったのでしょうか?

といいますのも、我が家(軽量鉄骨アパート)のベランダは、手すりが全面塗装されていて、非破壊では導通が調べられないのです。やっぱり、ちょこっと地金を出さないといけないのかな・・・と思っている次第です。

投稿: JF1HYG | 2010年9月20日 (月曜日) 22時44分

HYGさん
全面塗装で固定ボルトやビスまで塗装の下となると、破壊しないと無理です。
もっとも、コンパスの針とかを使えば塗装を剥がす必要もなく導通を調べることができます。
但し、針とはいえ塗装を貫いて地肌を出すので接着剤やペイントでタッチアップが必要ですが・・・。

逆に塗装であれば、類似色のペイントを用意して再塗装すれば塗装を剥がしても大丈夫ですね。
問題は剥がして接地ポイントにする場合ですが、僕は接着剤も導通する銅テープを使っていました。

銅テープの幅より狭い長辺数cm幅で塗装を剥がして地肌を出し、ピカピカに磨き、ペイント部分も含めて銅テープを張り、こすってぴったり密着させて接地ランドを作ります。
これで地肌部分は全部銅テープに隠れますから水が浸入して錆びません。

接地ランドが完成したら、平編線を銅テープの上に載せて、厚さ数ミリのゴム板を接地ランドよりも大きな木材で押さえ、平編線をサンドイッチして上下2個のCチャネルなどで挟んで圧着します。

平編線をATUのグラウンドに接続して完成です。インピーダンスを下げるため、平編線は太いほうがいいです。可能ならば銅板がベストですね。接地ポイントからATUのグランウド端子までは短ければ短いほどいいです。

投稿: JI1ANI/福井 | 2010年9月21日 (火曜日) 12時20分

なるほど、コンパスの針でグサッと突いてしまうのは良い方法ですね。
あとはもう地肌を出すしかなさそう・・・ということで了解です。

我が家は釣竿+ATUではなく、モービルホイップを手すりから水平に突き出しています。アースは市販アースシート(MAT50)をアルミ手すりにビニールテープで貼り付けて使っています。
しかしこの手すりのアース+モービルホイップの組み合わせ、SWRが日によって大きく変わるので困っていました。
我が家の手すりアースが本当に機能しているのか、お話を参考に確かめてみようと思います。ありがとうございました。

投稿: JF1HYG | 2010年9月21日 (火曜日) 22時48分

 当局は手すりに銅線をハンダ付けした銅テープを貼ることで容量結合していますが大変良好です。ホームセンターで一番幅広のガムテープくらいの幅のを買って、長さ15センチくらいでやっています。密着しているためか雨による変化は少ないです。テスターで導通を測ったことは無いのですが、とてもよく飛んでいるので問題は無さそうです。

投稿: JO1KVS | 2010年9月23日 (木曜日) 07時11分

KVSさん
破壊しないのであれば銅テープの静電結合が一番ですね。僕も幅25mmを50cm程度手すりに貼ったことがありましたが、ペンキ塗装の上からでもFBでした。
ただ、剥がした時に塗装も剥がれて、結局塗り直しました。

投稿: JI1ANI / 福井 | 2010年9月23日 (木曜日) 19時48分

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