ランダムワイヤーATUのケーシング
市販の同軸用ATUと4:1バランを使って、ランダムワイヤーATUをセットアップしました。今回200WのRTTY運用に耐えられるよう、耐電力の高いオートチューナーLDG AT-600Pro(SSB600W/RTTY300W)を用意しました。
4:1バランはバランデザイン社から届いた#4124(1~54MHz)を使います。耐電力は5KWと余裕ありすぎですが、適当な耐電力のバランがないことと、ロスが少ないメリットもあります。
サイズが大きくて重たいのは我慢します。
ケースは近くのホームセンターで見つけた密封バックルコンテナ、IRIS MBL-13です。材質がポリプロピレンなので、屋外に設置すると紫外線でボロボロに劣化しそうですが、安価でしたし大きめの電工ボックスは高価ですから、今回はテスト運用として割り切ることにしました。
サイズ的にはバランとATUでギリギリ・・・って感じで窮屈です。
次回はもう少し大きめのケースが良さそうです。
上部右側の陸軍端子がホット側、左側がコールド側になります。透明ケースは悪いことばかりではなく、オートチューナーのLEDの点灯具合を外側から確認することができます。
LDGの大型ATUはリレーの音が爆音で有名ですが、リレーの音がアルミケースに反響しているようです。
また、基板とケースが共振して、音が増幅されているようにも聞こえます。
そこで、上からかぶせるケースの裏側には4mmのゴムを接着、裏面は基板があるので外側に発泡ゴムを敷き、ケースのお腹がその上に乗るようにしてリレーの音がケースに反響しないように工夫しました。
室内で動作実験したことろ、リレー音はプラケースに入れたこともあって、かなり小さくなりました。
ICOMのAH-4並といえばいいのでしょうか?
AT-600Proはオートモードに設定しましたから、無線機でキャリアを送信するだけでチューニングが取れます。
写真は製作途中ですので、この後ATUのフタを閉めて、AT-600Proの給電側にコモンモードフィルターを挿入したり、同軸と電源コードを取り出す穴をあけます。
密封型のケースですが、同軸や電源ケーブル用の穴から水蒸気が内部に入ります。
また、内部に熱が溜まりますので、排気口も工夫する必要があります。
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コメント
FBですね~。
屋外用ということでシールドを取り払っているんですね。
LDGの大電力対応チューナーはポップコーン製造機のようにパンパカパンパカいい音がしますよね。AH-4並ならかなりの静音化に成功していると思います。
お引越しされてからかなりアンテナ製作に取り組まれているようですね。FBです。
当局が実験した半月ループはいかがでしょうか。
投稿: JO1KVS | 2010年10月10日 (日曜日) 15時28分
KVSさん
こんにちは。頑張っています。アンテナ作らないとHFに出れませんので・・・。
LDGのチューナーの消音化は腹の部分がキモです。たぶん、基板とケースの底の間にスポンジ入れればかなり効きます。
あとはケースがアルミ製なのも音が大きい原因のようです。
箱全体をシールドするつもりでしたが、面倒だし屋外なのでヤメました。
ただ、放熱(換気)とか色々やらないとダメです。一番の問題はポリプロピレン製ってことですね。
紫外線でボロボロになると思います。それまでに第二弾ということになると思います。
投稿: JI1ANI / 福井 | 2010年10月10日 (日曜日) 16時01分