オーディオジェネレーターキット
オーディオ機材の調整には低周波発振器があると便利なのはわかりますが、そんな凄いものではなくて、僕の場合はピンクノイズジェネレーター程度で十分なんです。
今までは機材に内蔵のものを使っていましたが、先日その機材を手放したので、ノイズジェネレーターがなくなってしまいました。
パソコンソフトで十分使えるのは承知していますが・・・・やはり専用だと使いやすいわけです。
そんなことをここ一カ月くらい考えていたら、偶然オーディオジェネレーターのキットを発見しました。
小型のハンディタイプで50/100/1k/10k/20kHzとピンクノイズを出力できますし、小型で使い易そう。それに2.835円と安いのです。
内部にはタバコの箱縦半分くらいの基板が入っていて、その基板が組み立てキットになっています。
キットは難しいところもなく、マニュアルどうりで小一時間で完成します。
詳細スペックは・・・
正弦波: 50Hz, 100Hz, 1KHz, 10KHz, 20KHz
バースト: 50Hz, 100Hz, 1KHz
バーストモード: 20ms ON, 500ms OFF
ノイズ: 32-ビット デジタルピンクノイズ
出力レベル(10Kohm): 0~775mV (0dB)
出力コネクタ: 2 x RCAジャックオス
電源: 2 x CR2016もしくはCR2025ボタン電池(別売)
寸法: 86 x 50 x 25mm
ってところです。
完成したので手持ちのテスターやオシロで波形や値を測定してみましたが、とくに問題もなく普通でした。
このキット、ケースも専用でハイディタイプですし、測定用として最低限の機能ですが2,835円にしては上出来ではないでしょうか?
そりゃ、パソコンにウェーブジェネレーターでもインストールすれば、もっと精度が高く、高機能な発振器になるのですけど、専用ハードはやっぱりいいです。
試しに自作のマイクプリの周波数特性を、このキットの出力をマイク入力へ入れて計測してみて40Hz~18kHzまでフラットなのを確認しました。
また、出力レベルを可変することで、コンプレッサーのスレッショルドレベルでの動作の違いを確認したりすることもできますね。
入力レベルを変えて周波数特性をならべて比較すると、結構面白いです。
| 固定リンク
コメント
福井さん、便利そうなグッズですね。私も早速注文しちゃいました。
投稿: 森田 | 2010年10月31日 (日曜日) 22時15分
森田さん
部品を集めるとこの価格ではムリです。ましてやケースと基板なんて・・・。
周波数は数Hz程度ズレていますが、そこはご愛嬌。このキットの中身はマイコンですから、プログラムを変更すると他の用途にも使えるかも・・・です。
投稿: JI1ANI / 福井 | 2010年10月31日 (日曜日) 23時50分