ICOM RS-BA1発売
RS-BA1は今年のハムフェアで出展された新製品です。新製品と言ってもオプション扱い。無線機のIPリモートコントロールソフトウェアです。
11月末ごろ?との噂でしたが、11日に発表になったようです。
他社では同様のソフトを無償で配布している例もありますが、ICOMは販売価格で8千円程度とちょっと高め。
無償は嬉しいですが、サポートなしだと使えない人が多数存在するのも事実。サポートのことを考えると有償なのは致し方ありません。
無線技術とIP技術は別ですからね。半田ごてじゃぁソフトは動かせません。
特にオーディオ信号をどう扱うのかが興味あります。アナログ入出力のIC-7000なんかは普通にPCでA/D D/A変換するわけですが、デジタル入出力を持つIC-7800とかだとRS-BA1でIPに乗せるようにコーデックするだけのハズ。
すると回線の品質次第でかなりのオーディオクオリティになりそう。
実はICOMの製品紹介ページがあまりに簡単で、無線機側にサーバーが、コントロールする側にクライアントの2台のPCが必要で(当然です)、もう一台(ノートPCを想定かな?)のクライアントにもインストールできるライセンス条件と、対応機種しかわかりません。
嬉しかったのは動作保証ナシだけど対応機種にIC-7000が入っていること。ハムフェアの時からオーディオ信号がデジタル入出力がない機種は対応機種として説明していないように感じていましたが、CW出来なくてもリモートコントロールしたい人はいますので、CW不可という条件で対応機種に入れた方がいいですね。
RS-BA1はCWはPCからキーボードタイプによるCW信号送信のようです。どうしても電鍵を使いたいということであれば、自己責任でSSBモードでマイク入力にオーディオのCWトーンを入力してAFSKすればCW送信できます。
リモートコントロールでは良く行われる方法で、デジタルモードやRTTYもAFSKなら可能です。ただし、ネット上の遅延などでジッターが発生しますからマトモな符号にはならないかもしれません。
恐らく自宅内でリモートコントロールするなら遅延は発生しないと思いますが、インターネット回線だといろいろあります。こればっかりはやってみないとわかりません。
僕の経験では19~26時はネットが重くなりますし、平日と比べて週末も遅くなります。光回線使ってもダメな時はダメですし、光回線が遅い時に無線回線は快適なこともあります。
つまり、自分以外の要素でいろいろと代わるわけです(という条件だから、数千円で一カ月使い放題ということ)。
それはそうと、このRS-BA1の実機は発売されないのでしょうか?
今回のソフト画面そのままのハードウェアがあって、それをUSBでPCに接続するか、もしくはLANポート付きでイキナリネットに接続するかできるようなブツが欲しいのですけど・・・・。
やはりPCの画面みてクリックしたり、マウスホイールをクリクリ回すのは味気ないのですよ。
なんていうか・・・ワッチの気力が萎えるといいますか・・・・。
■追記■出荷は今月末~来月頭のようです。
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コメント
山の上のセカンドシャックとIC9100を買いたくなりました。(^^ゞ
投稿: JO1KVS | 2010年11月13日 (土曜日) 18時45分
KVSさん
まだ情報が少なくて音質面とか操作性の面ではこれからですが、PC関連機器を作っているICOMですから期待しています。
汎用のコントロールパネルを販売してくれると嬉しいですけどねぇ・・・。
投稿: JI1ANI / 福井 | 2010年11月13日 (土曜日) 19時08分