マイクプリアンプの改造
以前製作して、少しずつ形を変えているマイクプリアンプ、DMS-05Dのノウハウをつぎ込んだものに改造しました。
ランド法を使ってS/Nを稼ぎ、ベイヤーのトランスを使ったプリアンプをTHAT1512の一発へ交換、バランス変換はルンダールのLL1524を使ったトランス変換にして可能な限りマイクラインに入る電子素子数を減らしてみました。
利得調整抵抗はVISHAYのVAR、入力インピーダンス調整抵抗はVISHAYのVSHを贅沢に使って、THAT1512の±電源にOSコンとDMS-05D改造版のノウハウを注入。
ただし、回路はTHAT1510/12の回路図そのままで、電源も本来の±15V電源になっています。
これはDMS-05D改造というよりも、THAT1510/1512のデータシート通りに作っただけ・・・という感じになりました。
基板上は抵抗3個、電解コン2個にTHAT1512という全部で6個だけ。入力ラインの回り込み防止のセラコンはキャノンコネクターに取り付けたので基板はスカスカ。
早速音を聞いてみましたが、ちょっと低域が出すぎのような印象ですが、ルンダールのトランスでバランス変換すると、低域が出てくるのと、電源に入れたOSコンのエージングがまだなのが原因かな?いづれにしても無事、一発で音が出てきました。
まぁ、とっても簡単な回路ですからね。
写真に写っている上の緑の基板はTIのPCM1804を使ったA/Dコンバーターです。今日はここまでにして、次はA/Dコンバーター基板も更地化したりして「シンプル イズ ベスト」的に形で仕上げるつもりです。
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コメント
改造・作成 大変でした。
投稿: Honami Nakai | 2010年11月15日 (月曜日) 07時45分