YAHAアンプ 正負電源バージョン
前回はテレビ球2本バージョンを製作しましたが、3号機は12AU7Aを使った小型「ケース入り」バージョン。
12AU7Aはオリジナルとは異なりますが、先例も多数の正統派(?)です。なんせ6922は最初に作ったので・・・・。
ということで完成した3号機で憧れの1ショット。これ、やってみたかったのです
正統派とか言いながら、改造点(改良かどうかは不明ですねぇ・・)もあります。まずはボリュームの排除。いつも同じ位置(ほぼ最大)で聞いているし、真空管の増幅率は一定なのでボリュームは入力アッテネーターとして動作しています。
YAHAで聞くのは携帯音楽プレーヤーが殆どなので、ソッチでボリューム調節することにしました。つまりいつでもYAHAは100%稼働で真空管テイスト満点です。
12VのACアダプターで使いますが、DCDCコンバーターを内蔵させてヒーターとパイロットランプ以外の電源をまかなっています。
基板も別基板にすればよかったなぁ~~。グラウンドが共通なんですよね。失敗。
DCDCコンバーターのノイズを心配しましたが、DCDCが原因と思われるノイズはありません。ハム音も皆無。
このYAHAアンプ、いつでもフルパワーですからかすかにホワイトノイズが聞こえますが、携帯音楽プレーヤーの無音時のホワイトノイズの方がノイズレベルは高いです
音質は12時間程度エージングした段階では、音がどっしりして全体的にパワフル。この重量感はYAHAでは初めて。
そこに12AU7Aの特徴とオペアンプの特徴が載る感じです。もっとも、YAHAは頑張って作るほどオペアンプの特徴が音質面で出てくるように感じています。
ケースはタカチのTD5-8-3B(55x30x80)という黒色塗装済のダイキャストケース。実はお店でこのダイキャストケースを見て「あ、YAHA作ろう」って思いました。
僕のコダワリでヘッドホン用の1/4フォーンジャックもなんとか取り付けました。1/4インチフォーンジャック・・・って大きいんです。DIP8pinのオペアンプ(プラパッケージ部分のみ)50個分の体積があります。
フォーンプラグの先で真空管の足をツンツンしないようにするため、真空管をセットバックさせる必要がありました。
ケースを購入した時には「収まるかな?」と不安一杯でしたが、なんとかなりました。それにしても年越しせずによかった・・・・。
本年もお付き合いいただきましてありがとうございます。
来年もよろしくお願い致します。
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コメント
いいですね。私もベイヤーのトランスバージョンのマイクアンプを製作したらYAHAアンプを製作しようと思っています。来年もよろしくお願いします。
投稿: JK1VMC鵜飼 | 2010年12月31日 (金曜日) 21時16分
鵜飼さん
昨年は色々とお世話になりました。
今年もよろしくお願いします。ベイヤーのトランスは貴重品ですから使い回しができるような形での実装をオススメします。
私は小さい基板に載せてピンヘッダーを使ってソケット式にしようかな?と思っています。
投稿: JI1ANI / 福井 | 2011年1月 1日 (土曜日) 19時53分