不思議だったこと
同じ原発でも随分と違うなぁ~~って思っていました。東北電力の女川原発と東京電力の福島第一原発です。
場所的に女川原発の方が大きな被害になりそうですが、現実は逆。なんでこんなに違うのかな?と調べてみると・・・・
原子力安全基盤機構が平成19年12月4日に開催した「地震・津波に対する原子力防災と一般防災に関するIAEA/JNES/NIEDセミナー」で東北電力が報告した「 女川原子力発電所における津波に対する安全評価と防災対策」という資料があります。
この資料を見ると女川原発が過去の歴史を文献を遡って調査して、津波を想定して建設されたことがわかります。
結果的に女川原発は津波に耐えました。それどころか地元の避難所として数百人の住民が避難しているとのこと(緊急処置として原発内に一般人を収容している)。
東北電力ではその立地条件もあって、津波に関してかなり対策を練っていることが伺え、今回、その備えが役立ったと言えます。
女川は外部電源も3系統用意されているので1系統だけの福島とは、そもそも思想というか価値観ががかなり違うように感じました。
東北電力と東京電力、組織が違うので考え方に違いがあるのは当然ですが、安全対策で違いがあるとうことは、国の安全基準の要求レベルが低いということですね。
大手新聞や民放のニュースはアテにならないし、NHKはパニックにならないようにニュースを抑える傾向があるので、色々と情報源をさがしていましたが、英語ですけどWorld Nuclear Newsというサイトを見ています。
原子力専門家向けのサイトのようですが、非常に説得力のある記事が読めます。
あと、原発や電源関連のサイトでは電気新聞がオススメ。やはり専門紙ですから情報が正確です。こちらもwebで主要な記事が見れます。
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