BK Precision 3001 オーディオジェネレーター到着
やっとオーディオジェネレーターが届きました。なんせ国内では見かけない製品ですので、ちょっと心配だったのですが、箱をみると以外と普通で一安心。
まぁ、白箱ってことはないとは思っていましたが、やはり小型なので箱も小型。これなら場所とりません。
中には本体とテストコード、説明書(英文)、バッテリーと必要最小限ですが、必要十分とも言えます。この3001は台湾製でした。ちょっと安心。
僕の場合、マイクアンプの調整や測定に使うことが殆どですから、3001の機能を簡単に確認してみることにしましたが、その前に測定ケーブルを自作しました。
本体がバナナジャックなので、バナナ←→RCAピンの分岐ケーブルです。下の写真のケーブルが自作ケーブル。
本来の付属品はバナナ←→蓑虫クリップとなっています。
手元の測定機材の精度のレベルでは歪みや高調波、周波数精度などの面ではスペック通りのようでした。
-20dBのアッテネーターも±0.3dB程度の誤差のようです。
出力波形は矩形波で10kHz以上だと波形がイマヒトツのように感じます。50kHzあたりの矩形波出力をオシロにいれて・・・って考えていましたが、ちょっと作戦を変更しないとマズそうです。
まだちょっと触っただけですが、この3001はなかなか優れた低周波発振器じゃないかと思います。
発振周波数範囲も20Hz~150kHzで周波数精度もHz以下の単位で精度がでています。出力レベルの可変も容易で連続可変と-20dBのアッテネーターも使いやすいです。
使ってみて気付いた点
1.ピンクノイズ(ホワイトノイズ)が発生できない。
もともと普通の低周波発振器にはない機能なのでしかたないですが、迂闊でした。以前の発振器はピンクノイズ専門になりそうです。
2.出力が一致しない
OUTとSYNCで最大出力で同時出力可能なんですがOUT経由の出力だと0.5dB程度低くなってしまいます。
額面通りに受け取って2現象オシロで計測すると0.5dB程度の誤差が発生します。
3.パイロットランプがない
これ、マズイです。パイロットランプがないので発振しっぱなしにしてしまうことが良くあります。
インジケーターは「ローバッテリー」のみですから、どっかにパイロットランプがあった方がいいです。
低周波発振器としては非常に小型で、秋月テスターをちょっと大きくした感じ、精度とか使い勝手も秋月テスタークラス・・・って言えばいいのでしょうか?
良い買い物だったと思いますが、ピンクノイズについては盲点でしたねぇ・・・・。
本当は3001が到着したら、不要になったオーディオジェネレーターはどなたかにお譲りしようかと思っていたのですが・・・現役が続くことになりました。
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