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2011年7月30日 (土曜日)

マイクプリアンプ基板に電源フィルター追加

一昨年から製作しているマイクプリアンプ。完成とかいいながら、アチコチ手を入れて未完のままです。
ABS/EBUデジタル出力も動作しないまま・・・・です。S/P DIF同軸出力があるので、頑張って原因を突き止める気力が・・・・。
Dms05dこのマイクプリアンプの基板はDMS-05Dゴージャス版の原型なんですが、フト思い立って両電源にCRのローパスフィルターを入れてみました。

抵抗は数Ω程度ですが音質面での影響を考えて、低域が太めになる無誘導捲線抵抗か、無味無臭のバルクフォイル抵抗か悩みました。
結局、積極的に色付けする方向でMillsの捲線抵抗にしました。

電解コンデンサーはOSコンの大容量・・・といいたいところですが、±20Vに使える耐圧25V以上だと100uF程度しか存在しません。

今回はエルナーの合成雲母粉末混抄紙を使ったオーディオ用の新製品PURE CAP 4700uF 25VDC品にしてみました。

以前から取り付けてあるOSコンはそのままにしてあります。

今回追加したエルナーはデカイ
16V品だともう少し小さくなりますが、この基板はTHAT1512の限界である±20Vまで電圧をかけることがあるので、しかたありません。

今回の基板とは異なりますが、同じケースにあるADコンバーターの入力部分にOPA2604を使っていました。
コクと艶がある音質でわりと気に入っていますが、今回、最近メキメキと評価が上がっているLME49990に交換してみました。

LME49710系の無味無臭で癖のない音がするのではないかと思いますが、さてどうなることやら。
夏の暑い間は真空管アンプはお休みして、暫く半導体のクールなマイクアンプで行こうと思っています。

今回の改造の狙いは「張りがあって、収まりの良い、ダンピングの効いた低域の強化」なので、狙い通りの方向で音が出てくれると嬉しいのですけどね。
ダンピングの効いた低域がでるようになると、全体的に音が澄んだ感じに聞こえるし、了解度が高い音質になるんですよね。

出音はちょっと低域に癖がある音がしますが、傾向としては狙った方向でした。癖が少し弱くなっていけばいいのですけど・・・一週間くらいでしょうかね。

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