ベランダのグラウンド処理(平打線)
ベランダのスクリュードライバーのグラウンドは、アルミのベランダ柵に銅テープを張って、銅テープとグランド端子に接続した平打線を接触させています。
平打線は銅テープの上に這わせて、その上から木材で押さえ、タイラップで全体を締め上げて銅テープと平打線を圧着させています。
銅テープと平打線を面で接触させることで、ハンダ付けしなくても高周波的に良好な接触が得られるようです。
高周波的なグランド効果を高めるために、今回は5mの平打線を用意しました。
余った部分はベランダ柵下部の横長部分に平打線を這わせています。
ベランダ柵下部は平打線をところどころをタイラップで留めただけでしたが、今回、模型用の木材を当ててベランダ柵に圧着させました。
タイラップで固定しているだけですから、取り外しも簡単。木材が当て木として平打線をベランダ柵に押しつけて、ピッタリと密着させることができます。
タイラップでところどころを留めた状態では、平打線とベランダ柵の間に数ミリ程度の隙間があったり、見た目では密着しているように見えますが、圧着した状態と比較して静電結合が弱いのです。
平打線を木材とベランダ柵でサンドイッチすると連続的に密着し、静電結合状態もかなり良くなります。コンデンサーとすれば大幅容量アップって感じでしょうか?
コンデンサーの容量がアップすれば、高周波の通りも良くなるわけで、接地抵抗が低くなり、輻射効率もアップします。
定量的にはSWRなど、ほとんど変化はありませんが、感覚的にはローバンドに効いたような感じ。飛びと耳が良くなったように感じています。
特に飛びかなぁ・・・耳は信号が強くなるというよりも、ノイズが減りました。オートチューナーの時とは、飛び・受けともにかなり良くなっている感じですが、オートチューナーの時はここまでグラウンド処理していませんでしたからね。正しい比較はできません。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
ANIさん、着々とベランダアースが進化を遂げているようですね。
先日のハムフェアで、JE1SPYさんがアパマンハムのための
ベランダラジアルについて解説していました。それによると
何やら「エレベーテッドラジアル」なるものが効果絶大とのこと。
それはベランダの柵から外側へ10cm程度浮かして取り付けるのだとか。地面に立てるローバンドのGPのラジアルも地面に埋めるより、地面から少し浮かしたほうが良いそうです。目からウロコでした。シミュレーション結果も交えて発表されてました。
本当かどうか試してみませんか?
投稿: JK1HIX 森田 | 2011年9月 7日 (水曜日) 00時09分
森田さん
ベランダの外側ってのはちょっと無理だなぁ。長さが数mで効果あるならいいのですけど、やっぱり1/4λ程度必要じゃないですか?
7メガで10m、折り返して5mかぁ・・・。ウチは2mだけですから無理です。
SPYさん、実験したのは屋上じゃないですか?
投稿: JI1ANI / 福井 | 2011年9月 7日 (水曜日) 07時37分