ルビジウム発振器の鳴き合わせ
以前ルビジウム発振器に凝って、幾つか入手した挙げ句にOCXOも多数購入して、結局発振器ユニットを3台作りました。
OCXOは1台だけど、ルビジウム発振器は1台は10MHz、もう一台は12.288MHzとしてオーディオ用に使っていました。
そうなんです。基準信号発振器は1台あれば十分なのに、いつのまにか3台もあるんです。
オーディオ用はNDKの低位相雑音TCXOでもルビジウムに肉薄した音がでてくるので、電気を食うルビジウムからNDKのTCXOに変えています。
もうひとつ、ルビジウム発振器の信号で一発管理と、各処理段の前にSRCを入れてジッターを吸収する方法もありますよね。
もちろん一発管理がベストだと思うのですけど、SRCを使うと以外とイイカンジなんです。
オーディオ用のルビジウム発振器は内部に分配器を入れて、出力も多数の機材に供給できるように複数用意してあるので、こちらを僕のシャックの10MHz基準発振器に変更することにしました。
10MHzの基準信号って、僕の場合は無線機や周波数カウンターとか、複数に供給して使うことが多いのです。
周波数は最初に作ったLPRO-101は購入先でミリHz単位で調整済みとのこと。これを源基準信号として、オーディオ用に周波数を12.288MHzに調整したFE-5680Aをコマンドで10MHzに調整します。コマンドの調整で1mmHz弱の誤差レベルまで調整できます。
最初はLPRO-101を基準にした周波数カウンターでFE-5680Aを10MHzに粗調整。その次にLPRO-101とFE-5680Aをオシロに入れてリサージュを表示させて微調整、リサージュが止まればOKとしました。
リサージュ波形って数ミリHzの差でもグルングルン回るのですね。
今回の鳴き合わせはルビジウム発振器の電源を数日間入れっぱなしにして、昨日から調整していますが誤差1ミリHz以下までは確実に追い込めた・・・と思います。完璧ではありませんが、まぁ、こんなモンでしょう。
試しに自作のOCXO基準発振器をL-PRO101とFE-5680Aを基準信号にした周波数カウンターで計測すると、同じ周波数を表示しましたので、周波数カウンターの限界である誤差が5ミリHz以下であることは確認できました。
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