Zone 2と34
そうこうしているうちに、2001年春のコンディションが最盛期を迎え、PSK31のアクティビィティも前年に比べると非常に高くなっていると感じました。
それまであまり信号が聞こえなかったカリブからも、連日のように信号が聞こえるようになり、2000年春のシーズンとは大違いです。
Zone34も、2000年のST0P以降はPSK31の信号が聞こえませんでしたが、SU1SKがPSK31やRTTYにアクティブにQRV、Zone 2もF5TBAがPSK31ペディションを行うなど過去最高の盛り上がりを見せました。
2月の段階でZone2/34/35が未交信でしたが、伝播的にチャンスが少ないZone2が最も困難と目星をつけ、最優先することにして、毎日早朝集中的にQRVしました。
VO2NSも「時間があったら、信号聞いてみるよ」とのことでしたので、そのうちチャンスがあるだろうと思いましたが、 3月中旬にQSOすることができました。
PSK31は北極回りのパスで発生するフラッターに非常に弱く、フラッター気味の信号はS9でも全くデコードできません。Zone2とのQSOした時は、最初は100%コピーできましたが、ショートQSOが終わるわずか数分後には30%程度(それ以下かな?)までデコード率が低下してしまいました。
まさに薄氷を踏むような、大変スリリングなQSOでした。
ちょうどその頃、Zone34 SU1SKは毎晩のようにRTTYにQRVしており、RTTYでQSOすることができました。PSK31でのQRVをたずねると、時々QRVしているけど、今週末もQRVする・・・とのこと。
JA1ADN井原さんからも28メガの夕方だとSUとJAのパスが安定しているとの情報をいただき、土曜・日曜と21/28のPSK31周波数をワッチしました。
日曜日の夕方遅く「今週はダメかなぁ~」と思いながら、28メガの高い周波数をワッチしてみると、SU1SKがCQを出しているではありませんか。すかさずコールしてQSO成立。
Zone2そしてZone34と難関ZoneとたてづづけにQSOに成功しました。
パス的には、結構チャンスがあるZone34はともかく、パス的にQSOのチャンスが非常に少なく、CW/SSBでも交信が困難なZone2とQSOできたことで、WAZ完成に大きく近づいたことを感じました。
もしかしたらNo.1かも・・・とNo.1を初めて意識したのもこの頃です。 また、QSLカードのCFMもなんとか進み、WKD/CFMで39/35くらいになりました。
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