ベランダの逆L型ホイップ
今までベランダのホイップは、左の写真のようにベランダの手摺りから突き出す形で設置して運用していました。
ホイップと言ってもスクリュードライバーですので、根元は40Φ程度のステンレスパイプです。
ベランダの手摺りの内側にLアングルの金具を固定して、その金具から90度に折り曲げることができるフォールドオーバーを組み合わせて、手摺りの内側から外側に突き出しています。
色々な理由から、手摺りの上部とエレメントであるステンレスパイプの間隔は数ミリしかありませんが、放電などの問題は特にありませんでした。
ハイバンドのマルペロがぜんぜん聞こえなかった理由の一つはノイズです。ノイズがS5程度でマルペロの弱い信号がマスクされてしまっていました。
ノイズは別の部屋のエアコンですのでノイズを止める解決策はなく、ノイズとお付き合いしていく運用かな?と思っています。
先日、18メガでHU2DXとQSOできた時に、フト「逆L型にしてみたら・・・」というアイデアが浮かびました。以前のアパートではベランダからスクリュードライバーを突き出すのが憚られて、先端のホイップだけベランダから突き出して使っていました。
言葉で説明するよりも写真を見比べてもらうのが一番ですね。
こんな感じの設置を僕は逆Lと呼んでいます。一般的なロングワイヤーの逆Lとは違いますが、サイズの差はあれ、逆L型には違いありません。
普通に考えると全長3m弱のホイップ全体をベランダから突き出した方が効率が良く、逆Lにして垂直に1m弱、そこから水平に2m突き出すのでは、垂直になった部分が建物と干渉して効率が落ちるように思います。
ところがどっこい。
逆L型に変更したらHU2DXの信号が良く聞こえるではありませんか通常の形から逆Lへの変更はネジを数本緩めて締めるだけですので、時間にして5分程度。
コンディションが急に良くなったのかもしれませんが・・・・。
バンドをワッチすると・・・・Sメーターが2位しか振れていません。さっきまではノイズでS4程度だったハズ・・・。
これもノイズがタマタマ止まっただけかも知れません・・・。
というわけで、ヌカ喜びしないように注意していますが、暫く逆L型で運用してみようと思います。なんとなーく、ハイバンドでのノイズが減ったように感じています。
減っただけでなくなったわけではないですよ。でも気のせいではないような・・・。
だとすれば、エレメントがグラウンドである手摺りと数ミリで長さ10cm弱平行になっていたことで静電結合して、グラウンドからエレメントにノイズが飛び移っていたのかも知れません。
もちろん、突き出したエレメントの地上高が1m弱高くなったり、飛び出る長さが3mから2mに短くなったりと他の条件も異なっているので、グラウンドとエレメントの平行距離だけではないと思いますが・・・。
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