« モニター受信機、動作しました | トップページ | Youkits FG-01の応用編 »

2012年2月25日 (土曜日)

モニター受信機のセットアップ

Photo 現用のモニター受信機IC-7000と今回製作したDCモニター受信機のコンビショット。シャックの棚の一角がモニターコーナーです。
IC-7000とヘッドホンのジャックを差し替えて聞き較べすることができます。

周波数がハンパですが、これは今回使った低位相雑音発振器の周波数がハンパだから・・・です。

DC受信機は単純な原理ですから、ローカル発振器の信号のピューリティーで結果が違うのではないかと思って、今回はNDKの低位相雑音の発振器を奮発しました。
この発振器の位相雑音特性は優秀で、デジタルオーディオのクロックに使ってみて、ルビジウム発振器とほぼ同じ程度であることが良く分かっています。

このシリーズの発振器はアマチュア無線のバンド内の発振周波数が少なく、また周波数が無線用としてはハンパですが、まぁ、モニター用ですから無線機が送信できるアマチュアバンド内で発振するならハンパな周波数でも問題ありません。
そりゃぁ、キリが良い周波数がいいのですけど、ないものはしかたありません。今回は用意された周波数の中から、アマチュアバンド内で一番低い周波数を選びました。

Photo_3 この低位相雑音の発振器、コストパフォーマンスは最高なんですが、小さいのがタマにキズです。電圧も3.3Vかそれ以下の製品しかありません し・・・・。
でも、電源は乾電池ですからDCDCのノイズの回り込みが無ければ、スペック通りの低位相雑音が実現できていると想像しています。

当初は秋月で入手できる安い水晶発振器を使うつもりでした。ところが購入しようと思って発振器を探してみると、いつのまにかプログラマル水晶発振器ばかりになっていました。

加藤omの記事を読んだり
データシートの注意書きを見ると、僕もプログラマル水晶発振器は無線機の発振器としては使いたくありません。
他のお店でもアマチュアバンド内で発振するクリスタル発振器を探しましたが、見つからず、どうせなら・・・ということで、今回の発振器になった次第です。

ケースの後ろ姿は入力のBNCコネクタのみ。
電池内蔵ですから余計な配線もありません。電池にしたのは回り込みや、内部の発振器の発振周波数漏れ対策もあります。なんせアマチュアバンド内でピーピー発振することになりますので、ケースもアルミダイキャスト製にしてシールド効果を期待しました。

結果はバッチリ。モニター受信機をONにして、無線機で局発周波数を受信してもモニター受信機からのLo漏れは聞こえません。

Photo_2ケースはブラックのラメ入り塗装です。真空管マイクプリアンプ用に塗装済のダイキャストケースを購入しましたが、派手なラメとほんのり明るい真空管は雰囲気が合わないのでお蔵入りしていたケースです。

ラメが7色に光ってケース自体は綺麗なんですが・・・・。もっとも実物は写真ほどギラギラしていないですよ。

また、受信音の歪みは入力レベルが高すぎることが原因でした。入力レベルを調節するとピークでも歪まずにモニターすることができます。

モニターしていると聞こえるヒスノイズ対策として、低周波増幅段の入力インピーダンスを下げたりしましたが効果ナシ。
ソモソモ一段で40dB以上増幅ってのが間違いだったのかな?まぁ、8kHz辺りから上をカットしちゃえば静かになるとは思うのですけど・・・・。

|

« モニター受信機、動作しました | トップページ | Youkits FG-01の応用編 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« モニター受信機、動作しました | トップページ | Youkits FG-01の応用編 »