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2012年2月 7日 (火曜日)

思わぬ落とし穴が

昨日の記事で発振器のレベルをDBMに合わせるアッテネーターのことを書きましたが、またまた間違えていました。Vp-pからdBmに変換する時に正弦波と矩形波は計算式が違うのですね。
知りませんでした・・・・。よ~~~く考えれば波形の形が違いますから同じ振幅でも電圧に分布するエネルギーが違うのは理解できるような・・・・。

正弦波
Vrms=Vp-p/2√2

矩形波
Vrms=Vp-p/2

ということで、正弦波の赤字のところが違います。当然ながら同じVp-pでも結果が違ってきます。昨日紹介した変換表は正弦波用みたいです。
正弦波でも矩形波でもどんな波形でもVrmsは共通に表現できるようなので、Vrmsを基準としてTCXOの矩形波の条件を表すと・・・

ADE-1のLoは+7dBm=500mVrms=5mW

僕の用意したTCXOの出力は3.3V CMOSレベルですから電源電圧がそのままでてくるわけで、今回は3Vで動作させますから3Vp-pのハズです。
すると

TCXO 3Vp-p(矩形波)→1.5Vrms=1500mVrms=約+16.5dBm=約45mW

まぁ、昨日の+14dBmと大差かどうかは微妙ですが気分スッキリです。勉強にもなったし・・・。

ということでTCXOの出力を-9.5dBm程アッテネートすれば良いようです。でもADE-1は+7dBmより少し高めのレベルのLoを注入すると IP3が良くなると聞いていますので、8dBのアッテネーターを入れてDBMへのLoの入力レベルを+8.5dBm程度にしようと思います。

アッテネーターはΠ型を良く見かけますが、今回はT型にします。単純にT型だと手持ちの抵抗(22Ωと50Ω)で8dBのアッテネーターが作れるのが理由です。

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