Youkits FG-01の応用編
FG-01はカラー液晶と小さいサイズが特徴だと思っていましたが、もう一つ特徴がありました。アンテナアナライザーは接続されたアンテナに弱い電波を送信してSWRを測っているわけですが、弱い電波の強さについて、QSTが2012年の3月号のアンテナアナライザーの特集でレポートしています。
FG-01は
36 mW (+15.5 dBm) into 50Ω at 14 MHz.
23 mW (+13.6 dBm) into 50Ω at 50 MHz.
ということでした。
FG-01は普通表示幅(SW)を500kHzなど広めにしてバンド全体でのSWRを表示することが多いのですが、最小で10kHz幅まで幅を持たせて表示することができます。
FG-01はSWを50Mhz幅まで広げることができて、マルチバンドアンテナのSWRも見れるようになっています。
FG-01のSWには「0」という設定があります。10Kの下が0です。10Kとは10kHzのバンド幅でSWRを表示するモードです。0とは・・・つまりスイープしない→周波数固定モードです。
SWを0に設定すると、固定周波数で発振してSWRやインピーダンスを計測しますが、一点計測なのでグラフは表示できません。
SWを0にすると、FG-01が1~60MHzを1kHzステップで発振できるシグナルジェネレーターとしても使えるようになります。
発振周波数には誤差がありますが、安定度はマズマズ。
DDS内蔵ですので当然かな?
スペクトラムも先日作ったDCモニター受信機の出力で見てみると綺麗みたい。たぶん、FG-01の出力自体はもっと綺麗だと思うのですけど、僕のモニター受信機の限界がこの辺りだと想像しています。
2倍の周波数に見えるのは、スプリアスなのか計測側の問題なのは切り分けできていませんが、QRP送信機としては問題無いレベルではないかと思います。
周波数可変が最低でも1kHzなので、VFO代わりに使うのはちょっと無理だけど、あると便利な機能だと思います。
実はシグナルジェネレーターを作ろうかしら・・・って思っていたのですが、とりあえずはFG-01で間に合いそうです。
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コメント
こんなのみつけました http://sark110.ea4frb.eu/home
投稿: pon | 2012年10月 1日 (月曜日) 10時04分
ponさん
コメントに気づくのが遅れてごめんなさい。
sark110いいですね。できれば本体にSMAでいいからしっかりしているコネクターが付いていると嬉しいのですけど、サイズの関係もあるのでしょうね。
sark110見ていると欲しくなっちゃいますねぇ。
投稿: JI1ANI/福井 | 2012年10月 4日 (木曜日) 12時15分