犬吠埼灯台 ディファレンシャルGPS局
先日、友人を訪ねて銚子まで行ってきました。銚子は初めてですので、お醤油工場に行ったり犬吠埼灯台に登ったりしました。
お昼は、当日の朝水揚げされた新鮮な鰯の刺身がご飯の上に乗った鰯丼。
いゃぁ、美味かった。
「銚子の新鮮な鰯」は東京で食べる「東京の新鮮な鰯」と別物。
身に脂ものっていて、山葵醤油との相性も抜群。そういえばお醤油も美味しかったなぁ・・・。
左の写真は岬の先端の灯台の隣にあった立派な傘型モノポールアンテナ。
一番上のステーの碍子の入り方が下の2段と違うので、一番上のステーの途中まではエレメントだと思います。
最初はてっきり船舶通信局のアンテナかと思ったのですが、電波航路標識でデッカでもロランでもなくディファレンシャルGPS局でした。
送信周波数は295kHz、出力75Wとのこと。
あら、135kHzの2倍チョイじゃん。マッチングいじれば135kHzが乗りそう。
こりゃぁ飛ぶぞぉ~などと、無線家らしい妄想しながら観察しました。
沿岸をカバーする目的なので出力は控えめですが、295kHzでもこのサイズのアンテナなら結構飛びそうです。
というか160mで使いたいですね。北米からパイルアップ浴びそうです。
この箱に給電ラインとコントロール用と思われる電線が入っていることから、恐らくはマッチングユニットではないかと想像しています。
コンクリート土台の上に金属製の筐体ですが、ごらんのように白く塗装された幅広の金属(錫メッキの銅板?)製の板でグラウンドバスバーが構成されています。
こんだけ幅広だとインピーダンスは低そうですね。逆に幅20cm程度の銅のベルトがあれば、プロ並のバスバー構築が可能ってことになります。
アースは接地抵抗が数Ωか、それ以下の大規模なものではないかと想像していますが、残念ながら土の中で外からは全くわかりませんでした。
興味深いのは給電点が地面から1.5m程のところにあることです。
そのためか、コンクリートの土台には四方からバスバーが給電点に向かっていて、コンクリート柱が電気的にはグラウンドと同電位になり、且つインピーダンスが低くなるように工夫していました。
この上下から伸びてる腕と先端の球はなんだろう?
上はエレメント、下はグラウンドに接続されています・・・・・。真ん中でエレメントとグラウンドは絶縁されているわけですが、すっげ~垂直加重に耐える材質はわかりません。
茶色に錆びているように見えますが、鉄ではなさそう・・・。
あわかった。
アスレターですよ(たぶん・・・・)。エレメントに電荷が溜まった時に球と球の間で放電して電荷をグラウンドに逃がしているわけですね。
もちろん、落雷も想定されているのでしょうけど、いゃぁ・・・デカッ
これと較べると、アマチュア局向けのアスレターはオモチャですな。この位の球っコロが付いてると、落雷しても溶けないのでしょう。
アマチュア局用のアスレターは落雷したら先端部分は蒸発しそうだもん。
しかし、真ん中の茶色い絶縁体はどんな材質なんでしょうね。
ガラス繊維系かな?
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