« MW0ZZK 18/RTTY | トップページ | HP Pavilion dv6700 CPU換装 その後 »

2012年6月17日 (日曜日)

リボンマイク完成

音創り研究会のリボンマイクキットはモーター部と銀箔(リボン製作用)と昇圧トランスという主要部品は選定済みですが、ケースは未定、キットに含めるかも未定です。
Photo 現在、メンバーがイロイロなケースに入れてバリデーション中です。僕もケースになりそうなモノを探してみましたが、マイクのケースってそもそも幅が広い、つまり決まった形がありません。だいたい円筒形かなぁ・・・みたいなイメージ。
今回は手持ちのダイキャストケースに入れることにしました。エフェクター用のケースです。

マイクの形に円筒形が多いのは、内部で音が乱反射して定在波が発生しにくくして、音の干渉が起きにくい構造にしているようです。

今回のような長方形だと、音が綺麗に180度で反射して逆位相になり、悪さをすることが想像できます。音が変に反響しても困るのですが、やってみなければわかりません。

音の入り口は4cm×4cmで四角い穴を開けて、ステンレスメッシュを内側から押し出して、いわゆるマイクらしい雰囲気になるようにしてみました。

メッシュの内側には5mm厚程度にスライスしたスポンジを入れて、ポップガードにしています。リボンマイクは本当に吹かれに弱いので、少し頑丈(?)にしています。
実は、リボンを張ったフレームもスボンジで支えています。このケース、スーパーで売ってる台所用スポンジとほぼ同じサイズなんです。
購入した台所スポンジをカッターでカットして内部のフレーム保持やポップガードに加工しました。

四角い穴は一回り大きめにした方がカッコ良かったなぁ・・・・。

Photo_2 ケース背面での音が反射しないように、背面にも大きめの穴を開けることにしました。
正面から入った音は、背面の穴から抜けるはず。

今回のリボンマイクは背面に音が抜けるようにしていますが、リボンマイクの原理に前も後ろもありませんので、8パターンのマイクになります。

ご覧のように出力用キャノンコネクターは背面にして、下部はマイクスタンド用の固定ネジにしてあります。
今回はミニマイクスタンドに取り付けてみました。

さて、期待の音は・・・。
自作のマイクプリアンプに接続し、自作リボンマイクに「あ~~」ってすると、モニター用ヘッドホンから「ぁ~~」って聞こえる
リボンマイクの出力レベルが低めですが聞こえるよぉ~~~

マイクアンプのゲインを上げて、暫くテストしましたが、いゃぁ、嬉しいっス。

マイクですから聞こえて当然なんですけど、磁石と銀箔とトランスだけですよ。自分でリボンまで作ってます。それに音質もちゃんとしたリボンマイクです。
心配した変な反響音とかは感じません。僕はリボンマイクは一度しか使っていませんが、そのリボンマイクと・・・・遜色ないかも。

リボンマイクキット、夏のハムフェアで販売予定です。ハンダ付けは5カ所だけ、電子工作というよりも、模型の工作ですね。
暫くは自作のリボンマイクとマイクアンプ、音の入り口はオール自作でオンエアします。

|

« MW0ZZK 18/RTTY | トップページ | HP Pavilion dv6700 CPU換装 その後 »

コメント

おお、なかなかいいじゃないですか。私も完成しました。メーリングリストに写真を送りました。レベルが低いので60dbオーバーのマイクアンプが必要です。音は普通に出てきました。

投稿: JK1VMC鵜飼 | 2012年6月17日 (日曜日) 11時57分

鵜飼さん
バリデーションお疲れさまでした。音が普通・・・ってのがスゴイですよね。実は変な音(?)になるんじゃないかとビクビクしていました。

投稿: JI1ANI / 福井 | 2012年6月17日 (日曜日) 12時14分

出力電圧が低いので普通はトランスで受けますがオペアンプでは前段にロウノイズトランジスタ使用した差動アンプを
外付けするとノイズ特性が良くなるかも知れませんね。

投稿: アンドロメダ | 2012年6月20日 (水曜日) 00時15分

アンドロメダさん
そうですね。トランスを使わない場合もあるようです。ただ、受動素子のトランスと比べるとS/Nの点ではやはり不利かな?と思います。
もっともS/Nの前に誘導ノイズ(ハムとか)が問題のようです。トランスの誘導ハムは有名ですけど、安物のACアダプターとかに近づけてもジャーーーってノイズが聞こえます。ノイズ源探知機としても有望(?)です。

投稿: JI1ANI / 福井 | 2012年6月20日 (水曜日) 12時37分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« MW0ZZK 18/RTTY | トップページ | HP Pavilion dv6700 CPU換装 その後 »