« YAHAアンプのバリデーション | トップページ | MW0ZZK 18/RTTY »

2012年6月16日 (土曜日)

リボンマイクキットのバリデーション

音創り研究会は今年のハムフェアにも参加しますが、今年は従来のマイクアンプやフットスイッチに加えて、真空管ヘッドホンアンプやリボンマイクのキットも販売する予定です。
Photo リボンマイクは構造が簡単なのですが、磁石とリボンをなんとか入手しても、磁石とリボンを固定するフレームの製作が困難です。
なんせ磁石を取り付けるので磁化しない素材、リボンも取り付けるので絶縁素材が必要です。

音創り研究会では、なんとリボンマイクのフレームを特注で製作しちゃいました。部材はエンジニアリングプラスチックで、磁石の磁力とは無縁な素材です。
今日はリボンマイクの心臓部であるモーター部のバリデーション。特注したフレームに磁石とリボンを取り付けます。

今回はリボンは銀箔を6mm幅に切断して用意しました。この切断が難しい、銀箔はヘロヘロというか、空気に浮かびそうな感じで、とても薄くハサミでは切れません。
カッターの刃を10度程度にかる~~~~~~く当てて、切っていきます。緊張して鼻息が荒くなると、銀箔はふわふわ~~~って飛んでいきます。


2度ほど失敗して、なんとか銀箔から銀箔リボンを作りました(切っただけ・・です)。ここで本来はリボンにちょっと加工をすると、音が良くなるのですが、今回は加工用の道具を用意せず、似た道具で代用したところ、見事にりぼんが切れて失敗。
加工用の道具が揃うまで、加工はしないリボンで製作することにしました。なんでも加工しないと高域の音が今一つ・・・とのこと。
でも、初めてのリボンマイク作り、先ずは音がでれば・・・ですからね。

フレームは磁石に合せた特注品ですから、磁石もピッタリ収まり、写真のようにリボンマイクのモーターが完成
リボンマイクの原理は、真ん中のリボンに向かった音波がりぼんを振動させる。リボンの両側に磁石があるため、リボンの両端には微量な電圧が発生、それを適当なレベルまで増幅・・・と極めて単純な原理。

僕はマイクの自作は産まれて初めて、先輩omでもカーボンマイクのカーボンを砕いた人はいてもゼロから作った人はいないのでは?
自作のリボンマイク・・・・どんな音がでるか楽しみだなぁ・・・。

|

« YAHAアンプのバリデーション | トップページ | MW0ZZK 18/RTTY »

コメント

12歳のとき、お金がなくてマイクから無線機まで自作して開局しました。(昭和43年)
マイクは使用済み乾電池をばらして芯(陽極)を取り出し、すりつぶして炭素粉をつくり、パブロンの空いたプラスチックケースにつめてアルミ箔振動板兼電極でとりだすというもの。
そこそこ使えましたが、結局、その後小遣いをためて安い(300円)クリスタルマイクにグレードアップ ?しました。

de.JA6NQO also JA1BBJ

投稿: Kan | 2012年6月17日 (日曜日) 11時50分

NQOさん
こんにちは。
カーボンマイク、自作されたのですね?スゴイ
僕が始めたころはクリスタルマイク全盛期で、カーボンマイクはomさんのところで見ただけです。
マイクの自作ではカーボンマイクの方が難しいと思います。リボンマイクはリボンの入手が一番難しいですが、日本の伝統工芸の金箔・銀箔があれば、今回のようにアルミリボンの代りになります。アルミのリボンは・・・高価なんです。

投稿: JI1ANI / 福井 | 2012年6月17日 (日曜日) 12時20分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« YAHAアンプのバリデーション | トップページ | MW0ZZK 18/RTTY »