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2012年7月 8日 (日曜日)

DS-DT305の中身

Dsdt305 調子良くSDRとして動いていたDS-DT305ですが、突然信号が受信できなくなりました。受信はできているのですが、ホワイトノイズのみ・・・という状態。
試しにワンセグチューナーで50メガを受信させて、無線機をダミーロードで送信するとちゃんとモニターできます。

ところがアンテナを接続しても信号が受信できません。いろいろ調べてみると、どうやらアンテナコネクターの不良のようです。
アンテナコネクターをじっくり観察すると・・・中心コンタクトのメス(本体側)はピンを受けるようになっているのですが、詰まっている感じ。
付属のロッドアンテナをみると、オス側の中心コンタクトがありません。

つまり、ロッドアンテナを接続した時に、オスの中心のピンが折れて、本体のメス側のコンタクトの中に詰まってしまったようです。
これではアンテナコネクターを接続しても、中心のピンが接触不良になって、アンテナが接続されません。

もう少し頑丈なコネクター、せめてF型にしてもらえると嬉しいですが、サイズ的に無理なんでしょうねぇ。コネクターが使えないので、バラして修理することにしました。



基板をみるとチップが2個載っています。回路的には2個のチップで全てって感じですね。真ん中アタリの下側の長方形は28.8MHzの発振器で、チップのクロック用です。
コイツを精度の高い発振器にすると、周波数ズレは解消するはずですし、位相雑音特性が良くなれば受信も多少良くなるでしょう。

コネクターはハンダ付けされているので、無理に取り外すよりも、コネクターの下に露出しているランドに同軸をハンダ付けしてアンテナを接続した方が良さそうです。
付属のF型コネクターへの変換ケーブルか、細い同軸ケーブルで数十センチほど引き出してBNCメスでも取り付ければ使えそうです。

折角基板を取り出したので、簡単に修理するよりも、本体ごとダイキャストケースに入れてしまって、簡単なバンドパスでも入れると良いかも知れません。
チューナーは広帯域フロントエンドなので、チューナーのゲインを低く設定して、バンドパスと10dB程度のプリアンプを入れてあげると、サブ受信機に使えそうな感じがします。

電源もCQ誌の今月号に紹介されているフィルターを入れたり、別途綺麗な電源を用意すると受信時のノイズフロアも下がりそうな気がします。

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