オートチューナーの修理
アンテナを接続せずにフルパワー送信して、コアが破裂したオートチュナーはLDG製のAT-600Proでした。
僕の場合RTTYで200W送信する前提ですから、耐圧はSSBで600Wpep程度は必要だと思っていましたが、無負荷では耐えられませんでした。
修理は米国まで送り返す方法と、破裂したコアを部品として取り寄せる方法が考えられますが、米国まで送り返すと送料だけで結構なお値段。
今回は故障原因が明確なのでダメ元で破裂したコアの写真を添えて事情を説明して「コイル1個売ってくれ」とメールしました。
3週間くらいナシのつぶてだったのですが、先日郵便受けに米国からの郵便小包が届いているので???と思って中身を開けたら、メールでお願いした部品が入っていました。メール来てないなぁ・・・。もしかして迷惑メールになっちゃったかな??小包の中身は部品だけです。
もらっちゃっていいのかな?LDGさん、ありがとー
早速AT-600Proを分解、基板を取り外して、破裂したコアを取り除きます。写真でわかるようにコイルが動かないように大量のホットボンドで固定されているので、ホットボンドを剥がすのが大変でした。
コイルのハンダ付けはハンダッシュ太郎で一発で外れました。いやー、メンテナンスにはハンダシュ太郎は必需品ですねぇ。右上は破裂したコイルを取り外したところ、右上は交換用の新品コイル。
基板を取り出してホットボンドさえ綺麗に剥がせれば、コイルの交換は簡単。リレーと較べて脚は2本ですからね。
交換用のコイルを基板に差し込んで、向きを微調整してからホットボンドをデロデロ~って流して修理完了
試しに50メガのアンテナに繋いで14メガとか28メガでチューニングしてみましたが、何事もなくチューニング完了。たぶん、問題なく動作しています。
但し、交換してから気づいたのですが、この交換用のコイル、両隣と比較すると一回りデカイのです。
まぁ、インダクタンスが正しければ、大きくても小さくても気にしませんけど、なんせ、元のコイルのコアが破裂していますので、元コイルのインダクタンスが不明なのです。
基板を取り外す機会はそんなにありませんので、爆音の原因と思われるアルミケースと基板の間に発泡ビニールを入れました。
これでリレーの爆音がケースに反響しなくなるハズ。動作テストしたところ、発泡ビニールが効いているようで、カンカンカン・・・というけたたましい音から、コンコンコン・・・ってこもった感じに音質が変わり耳に優しくなりました。
しかし、LDGさん、コイル間違っていないですよね???なんか、大きさからしてAT-600じゃなくて、AT-1000用のコイルのような気がするんですけど・・・・
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コメント
コイル、無連絡でタダで届いたんですね。(笑)
AT-600は持っていませんがAT-200のあの爆音より大きいのでしょうか。
チューナーが踊りそうな音ですもんね。
Z-11とかは軽~い音です。
投稿: JO1KVS | 2012年8月20日 (月曜日) 01時59分
KVSさん
600は200以上に爆音です。音質的には重厚感(?)がありますよ。
投稿: JI1ANI / 福井 | 2012年8月21日 (火曜日) 12時33分