Electro-Voice RE27N/D
僕はマイクはHeilのPR-40が気に入っていて、暫くマイクは購入しませんでしたが、JTSのJS-1Tubeを購入してからリボンマイクを自作したりと、最近マイクが増えています。
ハムフェアでエレボイのRE27の美品が音創り研究会のブースに出品されました。結局どなたもお買い上げになりませんでしたので僕が購入しました。
Electro-Voice RE27N/Dは以前から使ってみたいな・・・と思っていたRE20の兄貴分で、新品で購入すると結構なお値段です。
早速テストしてみると、基本的な感触はPR-40と似た感じの音の出かたで、ダイナミックマイクとしては色々なソースをソツなくこなし、コンデンサーマイク的な雰囲気があります。
ダイナミックマイクには個性的なマイクもありますが、そのようなマイクとは異なり、原音忠実路線といえば良いのかな?
特徴はスッと上品な感じで伸びる高域でしょうか?
低域も、音がもたつくこともなく、トンッって音が止まりますし、リアリティーは十二分。それにRE27独特の上品な高域が組み合わさると、流石エレボイという感じ。
RE27と較べると、残念ながらPR-40は高域の伸びやかさが劣ります。PR-40は打倒RE20として設計されたようですから、RE20の兄貴分のRE27と較べるのは可哀想かも。
RE20で不満があった点を改善したのがRE27N/Dですからね。RE27で改善されたポイントは高域の改善と出力レベルアップです。
RE27はマイク本体のみを入手したので本格的に使うためにはショックマウントが必要です。RE27はかなり大型(細長い)ですので、手持ちのショックマウントは使えませんし、エレボイ純正のショックマウントはお高いのです。
そこで、他社の製品から代用品を探していると・・・オーディオテクニカのショックマウントで使えそうなのが見つかりました。他にも幾つか合いそうな製品を見つけましたが、価格と品質(オーディオテクニカですから・・・)のバランスでAT8449にしました。
AT8449はオーディオテクニカを代表するコンデンサーマイクAT4040やAT4050用のショックマウントですからRE27に使ってもいいバランスです。RE27にAT8449を取り付けてみると、マイク本体を固定する部分が小さくて、マイクのメッシュ部分を塞ぐこともありません。これならマイクの指向性などに影響は最小限でしょう。
AT8449は構造が単純ですが、逆にシンプルでなかなかカッコいいのです。毎回マイクを見ながらおしゃべりするわけで、見た目は重要ですからねぇ。
但し、本来は水平にして使うのですが、今回は垂直で使っているため、ゴムのテンションが均等にかからないなど、後々問題がでてくるかもしれません。
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