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2012年10月13日 (土曜日)

陽だまりの彼女

久しぶりに恋愛小説(?)を読みました。といっても僕が購入したのではなく、新潮文庫「陽だまりの彼女」は本好きの彼女が今週何冊か購入した中の一冊。
陽だまりの彼女  は結構売れているのですが、そんなに期待しているわけでもなく、タマには恋愛小説もいいかも♪的なチョイスだったようです。

陽だまりの彼女  はナカナカ面白いらしく、熱心に読んでいた翌日の食事時、「おもしろいよ~」と粗筋を説明してくれました。
僕が恋愛小説には興味がないことはご存じなので、ネタバレのオンパレードの解説と書評を聞いてみて、ちょっと読んでみたくなりました。
したがって、僕は粗筋もオチも知ってる状態で本を読んだわけです。

この小説、読みやすいです。主人公の男性とその幼なじみの彼女とのバカップルぶりなど二人の会話がかなりの割合であるのですが、とても自然な会話で違和感なく、感情移入できるのです。
さすが、新潮文庫の100冊に選ばれるだけのことはあります。

で、僕も良い本だと思ったので、みなさんにご紹介したくて記事にしたのです。ですから、いろいろと書きたいわけですが、ネタバレするわけにもいきませんので・・・・

陽だまりの彼女 は恋愛小説ですが、いわゆる片方が病気になったり、ライバルが登場するような三角関係モノとは違います。
恋愛小説ではありますが、後半はサスペンスな雰囲気が漂い、ラストで全体がファンタジーになってしまう、とても不思議な小説です。(この説明じゃぁ、わからないですよねぇ・・・)。

この記事をご覧になるのは、僕と同じ世代の方が多いと思いますが、そのようなオジサマ世代も「とても」楽しく読めます。表紙のイラストに抵抗があるかもしれませんけど。

若いころの「せつない」気持ちが蘇るような、久しく感じていない感情を思いだすような感じでしょうか?
陽だまりの彼女  は2度3度と読み返すことになります。最初はニヤニヤ・ホッコリ・ドキドキ・涙という感じなのですが、2度目は「なるほどぉー」と伏線の多さ、著者の巧みさに驚き、もう一度冷静に本を眺めて「あら?そういえば、そもそも・・・・」という感じで感心することしきり。
つまりネタバレしても十分楽しめるのです。
そして、あたりまえの日常の尊さを改めて考えさせる小説です。

あ、電車とか人前で読むのは避けた方がいいと思います。ニヤニヤしたりウルウルしちゃいますよ。

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コメント

紹介文を拝見して読んでみたくなりました。

投稿: uns | 2012年10月13日 (土曜日) 13時25分

unsさん
お役に立てば幸いです。

投稿: JI1ANI / 福井 | 2012年10月14日 (日曜日) 21時19分

この記事へのコメントは終了しました。

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