同軸交換器の製作
交換器という名称が正しいのか不明ですが、2本の同軸を2台の無線機などに接続している時に、同軸の接続を入れ換える(アンテナを入れ換えるとか・・)切換器です。
2入力2出力といえばいいのかな?
今年最後の製作として手持ちの部品で作りました。同軸はRG316ですが、1.5D-2Vだと熱で被覆が溶けるのでこういった細かい部分はテフロン同軸だとハンダ付けがとてもラクで気に入っています。
MFJ1026の改造で6Pのスナップスイッチを使って同じように交換器を作りましたが、今回はリレーを使っているだけです。でもリレーを使うと無線機のバックパネルの近くに置いて、手元のスイッチでリモートコントロールできます。
こういった交換器は色々と使い回すことが多いので、今回はスイッチも取りつけてあります。リモート制御する場合は、スイッチをExchange側にしておけば、電源ON/OFFで切換可能です。
今回はちゃっとパネルに印刷したシート貼り付けて、綺麗にお化粧しましたよ。やっぱり見栄えがいいと、満足感が違いますねぇ。
実はBNCコネクターも75Ωと50Ω品が混ざっているのですが、リレーを銅テープで巻いてグラウンドに落とした効果か、適当なリレーを使ったわりには60メガまでスルーだとSWR 1.0です。
Exchangeだと、リレーのところで芯線のみクロスするためか、60メガでSWR 1.2とやや悪くなりますが、小電力か受信、そしてHF中心の利用なので気になりません。第一75ΩのBNCコネクター使っているし・・・。
中身は単純。2回路2接点のリレーがメイクするとA入力→B出力・B入力→A出力に切り替わるように配線するだけです。
一番大変だったのはBNCのメスのツバが4本のビス留めなので、ビス穴を4×4の16回ドリルすることかな?
ビス穴がズレてビスが通らないなんてことにならないように、1個穴あけする度にコネクターのビス穴にビスを仮止めしていきながらドリルしました。
ケースとリレーに銅テープを張って、リレーの端子に接続した時に同軸の編線は最短でリレーに張った銅テープにハンダ付けしました。
恐らく周波数特性がそれほど悪くないのは、このひと手間が効いていると思います。
今年もブログをご覧いただき、ありがとうございました。
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