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2013年2月 3日 (日曜日)

簡易RF Samplerの製作

Rf_sampler_2 折角オシロがあるんだし、無線機の出力をサンプリングしてオシロで見たいな・・・と思ってはいたのですが、先日の屋外オートチューナーの電源供給でMFJ-4117を一個バラしてケースが余ったので早速作ってみました。

RFサンプラーって、送信機の調整などで2トーンを無線機に入れて、送信出力をオシロで見るために必要な道具です。
写真は今回製作したRFサンプラーで2トーンを入れた送信電波を取り出してオシロで計測したもの。

サンプラーの回路はHighfields Amateur Radio Clubが公開している回路です。
他にも色々と公開されていますが、この回路は多数の方が製作していて、再現性が高そうでした。

Rf_sampler本来ならケース加工が一番面倒なんですが、今回は穴開け済のケース(?)があるので、それに組み込みました。
サンプリング出力のBNCメスの取り付け穴はDCジャック穴から加工しました。

回路は簡単なので、部品さえ揃っていれば15分もあれば十分。短い同軸を取り付けるのが面倒かな?
長さを測って同軸をカットすれば楽ですが、現物合わせだと逆に難しかったです。

簡単な回路ですが、1KV耐圧の5pFのセラコンは手持ちでありません。
そこで1.5D-2Vを5cmを1kV耐圧の5pFのコンデンサーとして代替としました。

50Ωは手持ちの1W 100Ωをパラとしています。1N914は代替品(類似品)の小信号用ダイオードを使っています。

Rf_sampler_3ケース表面にはMFJのロゴが入っていたので、塗装を剥がしてシートフィルムでパネルを作って貼り付けました。

やはりパネルをちゃんと作ると見栄えと満足感がかなり違ってくるのです。

作ってみようと思っている方は、原典のようにT型コネクターと小さいケースの組み合わせで作ることをオススメします。

今回の製作で一番大変だったのは、Mコネ間の同軸の配線です。今回は3.5D-QEVを使いましたが、なんせ短いので扱いが面倒でした。

T型コネクターを使うと、この部分の同軸加工が不要になり、ケースの穴あけも一カ所減りますから、製作難易度が格段に下がると思います。

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