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2013年3月31日 (日曜日)

pa0rdt-Mini-Whipの周波数特性

Pa0rdtminiwhipMini-Whipを計測中に虎の子のネットアナを壊してADCチップを交換するハメになりました。そこで、そういう心配が無用なシミュレーターLT SpiceでMini-Whipを調査することにしました。

Mini-Whipの回路はコンデンサーマイクのアンプに近いので、試してみたらそれらしい感じの結果が得られました。

Mini-Whipはネットで検索すると色々な回路図がでてきます。でも、時期によって微妙に定数が違ったりしていて、どれが本当かわかりません。恐らく少しずつ改良を重ねているのではないかと思います。
今回は僕が購入したMini-Whipの説明書にある回路図を原典としてLT spiceに入力しました。

実はネットアナを壊して意気消沈しつつCQ誌4月号の付録を読んでいて、JA1RPK川名さんのLT spiceの紹介記事をみて、思いついた次第。LT spice使うのは初めてなんですが、大変使いやすいですね。

Pa0rdtminiwhip_2 周波数特性はこんな感じになりました。10kHzから8MHzまではフラットで、それ以上の周波数では多少特性が落ちるものの、誤差の範囲です。

シミュレーションの結果と、実測の結果を照らし合わせれば、それなりの精度で不思議なMini-Whipがわかるかもしれません。

使用感としては10MHz辺りまではゲインも取れているようですが、14MHz以上は明らかにゲインが落ちているように感じます。
ところが、シミュレーションでは高い周波数でも殆どゲインが落ちていません。

シミュレーションの条件が不十分なのかもしれませんが、現状ではこれが僕の精一杯。だんだんと解析を進めたいと思っています。

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